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ヴァージンアトランティック航空がついにスカイチームに加入。

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ロンドンのヒースロー空港を本拠地とする「ヴァージンアトランティック航空(Virgin Atlanic)」がスカイチームに正式加入。「フライングクラブ」はひそかにお得なマイレージなので、今後はスカイチーム搭乗時のフライトマイルはここに集約するのもありか?

すけすけ
どうも、陸マイラーを始めて約20年、このブログを2016年から運営している「すけすけ」です。マイル・ポイント・クレジットの情報を日々提供しているのが当サイト「すけすけのマイル乞食」です。

ヴァージンアトランティック航空(バージンアトランティック航空?)がスカイチームに加入したのですが、このマイレージは実は面白い面がありますよという話です。

ヴァージンアトランティック航空って聞いたことがありますかね?昔は日本にも就航していた航空会社なので聞いたことがある人もいるかもしれませんが、ロンドンを本拠地とする航空会社です。今回はヴァージンアトランティック航空の話を少ししたいと思います。

では、ヴァージンアトランティック航空がスカイチームに加入したという話と、このヴァージンアトランティック航空のマイレージ「フライングクラブ」の紹介をしておきます。割と面白いですよ。

 

「ヴァージンアトランティック航空(Virgin Atlanic)」がスカイチームに正式加入

イギリスには大手航空会社が2社あります。ブリティッシュエアウェイズ(ワンワールド)とヴァージンアトランティック航空(Virgin Atlanic)です。ヴァージンアトランティック航空は、これまで3大アライアンスには所属をしておりませんでしたが、以前からデルタ航空が株式の大半を保有していることもありデルタ航空と同じスカイチームに所属するという噂がありました。

そして、2023/3/2にイギリスの航空会社「ヴァージンアトランティック航空(Virgin Atlanic)」がスカイチームに正式に加入しました。

ちなみにですが、ヴァージンアトランティック航空は大昔は東京=ロンドンの直行便を運航しておりましたが、撤退していることもあり、日本人には馴染みの薄い航空会社かもしれません。東アジアは現状だとロンドン=上海のみの運航で、スカイチームに加入もあり大韓航空本拠地のソウル路線も開設も噂されています。日本にも来てくれると嬉しいですが、羽田は枠もなく、なかなか難しいでしょうね・・・。

 

「ヴァージンアトランティック航空(Virgin Atlanic)」のマイレージが実は面白い。

さて、ヴァージンアトランティック航空がスカイチームに加入することにより注目度が若干上がる可能性があるのがヴァージンアトランティック航空のマイレージ「フライングクラブ(Flying Club)」です。

自分もアカウントを所有しており、若干のマイルも保有しているマイレージになるので、マニアックなマイレージでしょうが、少し紹介しておきます。実は、以前も当サイトで「デルタ航空の最新ビジネスクラス【デルタワンスイート】搭乗レビュー」の記事にてヴァージンアトランティック航空のマイレージ「フライングクラブ(Flying Club)」の紹介を少ししたことがあります。

ヴァージンアトランティック航空のマイレージ「フライングクラブ(Flying Club)」は、スカイチームに加入したので、下記の航空会社の特典航空券を発券することが可能です。

ヴァージンアトランティック航空 デルタ航空 大韓航空 エールフランス KLMオランダ航空
アエロメヒコ チェコ航空 エアヨーロッパ ケニア航空 タムロ航空
ベトナム航空 チャイナエアライン 中国東方航空 アルゼンチン航空 サウディア航空
ミドルイースト航空 厦門航空 ITAエアウェイズ ガルーダインドネシア航空
ANA

あれ、ANAってスカイチームじゃないよね?スターアライアンスだよね?って思うでしょうが、その話はあとでしましょう。まずは、ヴァージンアトランティック航空のマイレージ「フライングクラブ(Flying Club)」のマイル(フライングクラブでは正式にはマイルではなくPOINTという名称になっています)は、スカイチームに加入したことにより、

  • スカイチーム搭乗時(大韓航空やデルタ航空)のフライトマイルはフライングクラブに付与できる
  • フライングクラブのマイルでスカイチームの特典航空券を発券できる

ということが可能になります。

この際、実はフライングクラブのマイルを利用した特典航空券の発券というのが非常に少ないマイルで特典航空券を発券することができるという点が注目です。例としては、デルタ航空で日本からハワイやアメリカ本土に行く場合には、特典航空券の必要マイル数が、

  • ホノルルまでの片道エコノミークラス:フライングクラブだと22,500マイル、デルタマイルだと60,000マイル
  • ホノルルまでの片道ビジネスクラス:フライングクラブだと80,000マイル、デルタマイルだと200,000マイル~
  • アメリカ本土(ロサンゼルス)までの片道エコノミークラス:フライングクラブだと27,500マイル、デルタマイルだと5万マイル~
  • アメリカ本土(ロサンゼルス)までの片道ビジネスクラス:フライングクラブだと100,500マイル、デルタマイルだと20万マイル~

という感じでデルタマイルの半分ほどで特典航空券が発券できたりします!!ちなみにサーチャージはデルタマイルでもフライングクラブでもどちらでも無料です。

いや、この東京=ホノルルのエコノミークラス片道22,500マイルでサーチャージなしって、デルタマイルとの比較だけではなく、JALマイルやANAマイルと比べてもかなり優秀だったりしませんか?

(注)ただしデルタ航空の特典枠はデルタマイルで検索した方が多く出てきます。自社マイル優先枠ありです。

 

まあ、ヴァージンアトランティック航空はスカイチームに加入前からデルタ航空とは独自提携もしていたので、フライングクラブでデルタ航空の特典航空券がかなりお得というのは昔からあった話なのですが、スカイチームに加入したことによりフライングクラブのマイルで大韓航空の特典航空券なんかもかなりお得に発券できます。

ほら、ソウル=ロサンゼルスの大韓航空での片道エコノミークラス特典航空券が31,000マイル(同便はデルタマイルだと92,000マイル)。かなり優秀。

 

大韓航空の成田=ホノルル便なんかは片道特典航空券がエコノミークラスなら20,500マイル、ビジネスクラスでも60,000マイルです。しかもサーチャージ無料。なんか特典枠も4枠ずつ提供されていますね。この便はコロナで運休中ですが、復便の際にはフライングクラブのスイートスポットの1つになりそうですよね。

 

という感じで、実はフライングクラブは必要マイル数がかなり少ないマイレージなんです。ただし、個人的にめちゃくちゃおススメかというと、そうでもない面も多々あり、最大の障壁はとにかく情報が少ないことです。日本に就航していない航空会社であるため、そもそもサイトも英語です。検索画面でHND(羽田)が表示されない時期もあったりもしました(今は表示されます)。そして、Googleで検索をしてもしても、正確な情報にたどり着かずに、詳しく中身を知ることが相当難しいマイレージになっています。突然の改悪があった場合なんかでも、情報がすぐに自分の耳に入って来ないなんてことが当たり前になってしまいます。なので、このマイレージに手を出す人はそれ相応の覚悟をして手を出すといいと思います。

 

また、先ほどちらっと書いたのですが、実はヴァージンアトランティック航空はスカイチーム所属ながら、スターアライアンスのANAと提携しており、フライングクラブのマイルでANAの特典航空券を発券することも可能です。

ほら、ANAの提携航空会社一覧の中にもヴァージンアトランティック航空もあるでしょ。なので、ヴァージン アトランティック航空のマイルでANAの特典航空券も発券できるんですよ。しかもそれがかなり強烈な面があって、フライングクラブでのANA特典航空券の必要マイル数は、

となっており、これは往復での必要マイル数なので、片道だと半分でOKです。

  • 東京=ヨーロッパ:片道エコノミークラスで32,500マイル(ANAマイルだと往復発券必須で45,000マイル~)
  • 東京=ヨーロッパ:片道ビジネスクラス47,500マイル(ANAマイルだと往復発券必須で80,000マイル~)
  • 東京=ヨーロッパ:片道ファーストクラス60,000マイル(ANAマイルだと往復発券必須で165,000マイル~)

となっており、片道のファーストクラス特典航空券が異次元の6万マイルなんですよね(北米でも6万マイルです)。しかもANAマイルと異なり片道発券も可能、しかもサーチャージ無料です。ということで超スイートスポットではあります。

という記事を2023/3/5に書いていたところ、衝撃的なことが3/7に起こりました。サイレント改悪です(事前告知や事後告知なく改悪)。

  • 東京=ヨーロッパ:片道ファーストクラス85,000マイル(ANAマイルだと往復発券必須で165,000マイル~)

となり、片道発券可能で、サーチャージ無料ではありますが、ファーストクラスのANA国際線ファーストクラスのスイートスポットはなくなりました・・・。

こういった突然の改悪があっても、情報が少ないマイレージだと自分の耳になかなか情報そのものが入って来ないというのが最大の障壁になると理解した上で利用した方がいいマイレージだと思います。

 

また、注意した方がいい点としては、

  • フライングクラブではANA特典航空券の空席状況はWEB検索不可、WEB発券不可(空席状況をユナイテッド航空のマイレージサイトなとで検索し、コールセンターに英語で電話)
  • 予約開始日がANAマイルだと355日前だが、フライングクラブだと330日前(つまりANAマイラーに特典航空券の大半を刈り取られたあとでしか予約はできない)

こんな面もあります。

 

という感じで、ヴァージンアトランティック航空のマイレージは面白い面も多々あり、個人的には気にいっている面もあるのですが、なかなかおススメできるかというと・・・どうでしょうかね。興味ある人はチェックしてみてください。スカイチームにに搭乗する際のフライトマイルは全部フライングクラブに集約してみても楽しめるかもしれません。

また、ヴァージンアトランティック航空のフライングクラブのマイルは実は日本でも貯めやすくて、クレジットカードのポイントを移行できます。

こんなことが可能なので、やはり多くの航空会社に移行できるポイントというのは非常に強いなとは思います。

 

以上、ヴァージンアトランティック航空の紹介でした。個人的にはスカイチームに所属したことにより利便性が高くなったのは間違いないので今後もちょこちょこ注目しておきたいと思います。

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7 件のコメント

  • はじめまして。
    フライングクラブのアカウントを作ろうと思い、登録をすすめていたのですが何度やっても作ることができず。。
    住所を選ぶ際に「イギリス/米国以外だとダメ」的な記載が出てくるのですが、日本だと作れないとかあるのでしょうか?

    • kkさん
      バージンのアカウントを確認してみました。自分は日本の住所・電話番号で登録ができております。

    • kkさん
      自分のときはそんなことなく作成できたと思うのですが、もう5年以上は前なのではっきりとわからない状況です・・・

  • こんにちは。
    バージンアトランティックで、羽田⇔ホノルル便のビジネスは出てきますでしょうか?
    (航空会社は問いません)

    • ちおさん
      バージンアトランティックのマイルが使える航空会社として、デルタ航空の羽田ホノルル便が存在してはいるのですが、コロナで運休を続けております。
      運休はいつまでなのか未定で、とりあえずエコノミークラスなら特典枠もあるようです。ビジネスがどうなるか運航再開後にならないとわからない印象です。

  • はじめまして。
    コールセンターへの電話はイギリスにかけるしかないのでしょうか?

    • takaさん
      ばい、おそらくそうだと思います。米国にもあるのかもしれませんが。

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