【最新機材】大韓航空エアバス製A321neoビジネスクラス搭乗レビュ―。日本路線の地方空港にも主力として投入されているナローボディーの小型機だが、シートにはなんとフルフラットシートが導入されている。マイル&特典航空券でも超お得に搭乗可能。
飛行機の機材は国際線の主要都市を結ぶ長距離路線にはB777-300ERやA350-1000やA380などの大型機が投入され、そういった路線の機材には各航空会社のフラッグシップとなるような最新型の豪華ファーストクラスやビジネスクラスが導入される傾向があります。逆に短距離路線の、地方都市行きの機材は国際線とは言えA320やB737といった通路が1本のナローボディーの機材が導入されており、ビジネスクラスはあるとしても、エコノミークラスより少し席が広いかなくらいで、めちゃくちゃ豪華とは言えないことが多いです。
が、最近では競争が激しくて、短距離路線の小型機と言えども豪華なビジネスクラスが導入されているケースもあるんです。「シンガポール航空B737Max8のビジネスクラスは小型機なのにフルフラット! | すけすけのマイル乞食」でも紹介したシンガポール航空のB737Maxは短距離ビジネスクラスでもフルフラットシートなんですよ。とは言え、シンガポール発着の便なので、なかなか搭乗する機会は少ないかもしれません。
ということで、この記事では日本路線もかなり多く導入されている大韓航空の小型機A321neoのビジネスクラスを紹介します。みなさんも自分の利用している空港の大韓航空の便をチェックしてみてください。地方空港なら、A321neoのことがけっこう多いと思います。そして、そのA321neoのビジネスクラスがかなり当たりなんですよ。フルフラットシートが導入されていますからね。
では、大韓航空A321neoビジネスクラス搭乗レビューです。
大韓航空に関するマイル・特典航空券情報まとめ。
大韓航空とは?スカイチーム所属だが、JALマイルも貯まる?
韓国には大韓航空とアシアナ航空という2つのフルキャリアの航空会社があり(韓国にはLCCは無数にあります)、
- 大韓航空(スカイチーム所属)
- アシアナ航空(スターアライアンス所属)
となっていますが、大韓航空とアシアナ航空が経営統合することが決まっており、大韓航空は規模としてはANAやJALを上回る規模になるというかなり大きな航空会社です。これまで、ANAマイルを利用してアシアナ航空でソウルに旅行に行ったことがある方も多いかもしれませんが、そんな時間も残りわずかとなっております。。。となると、今後は東京在住の方はANAマイルでANAのソウル行き、JALマイルでJALのソウル行きを特典航空券で発券することもできますが(もちろん地方空港からでも東京経由でなら利用可能)、地方在住者がソウルに直行便で行く選択肢はフルキャリアは大韓航空のみとなります。大韓航空は羽田以外にも成田・関空・新千歳・中部・福岡・那覇といった主要空港は当然ながら、新潟・岡山・長崎・熊本・鹿児島といった地方空港にも就航しており、ソウルに行きたい方には超利用価値が高い航空会社になります。
大韓航空(KOREAN AIR)は、スカイチームに所属しています。スターアライアンスのANA、ワンワールドのJALとは別のアライアンスであるスカイチームは、日系の航空会社が所属していないので、少し馴染みが少ない航空会社かもしれませんが、実は、スカイチーム所属の航空会社は独自にANAやJALと提携しており、ANAマイル/JALマイルが貯まったり、特典航空券が発券できたりします。
スカイチームの航空会社でANAやJALと提携しているのは、
- ベトナム航空:ANAと提携
- エールフランス:JALと提携
- 大韓航空:日本=韓国路線のみJALと提携
などが代表例です。
ということで、実は大韓航空の日本路線に関しては、大韓航空への搭乗でJALマイルを貯めることも可能ですし、JALマイルを貯めて大韓航空の特典航空券に利用することも可能です。なので、日本=韓国を大韓航空便で搭乗する人は、JALマイルの加算を忘れないようにしてくださいね。残念ながら、日本=韓国以外の大韓航空の路線(韓国=ホノルル、韓国=ヨーロッパリーグなど)は、JALマイルの加算対象外です。
JALマイルは、飛行機に搭乗しなくても、陸マイラーとして貯めることも可能です。年間10万マイルを貯めることも全然難しいことではないので、是非JALマイルを貯めてみてください。
実際にJALマイルで大韓航空の特典航空券を関空=ソウルで検索してみると、
上記のように特典航空券の枠がしっかりと表示されることがわかります。エコノミークラス(往復で15,000マイル、片道だと12,000マイル)で2席、ビジネスクラス(往復で30,000マイル、片道だと24,000マイル)は1席が特典航空券の枠として開放される傾向がありますね。
なお、同便を大韓航空のスカイパスマイレージで検索すると、便により2席~8席も特典航空券として開放しているんですよね。実は、大韓航空は自社のマイルを貯めた人に特典航空券の枠をかなり優遇しています。これは、大韓航空のマイルを貯めた人だけの優遇です。が、大韓航空のマイルを貯めるのはなかなか難しいです。以前はマリオットのポイントを大韓航空のマイルに移行することが可能でしたが、マリオットと大韓航空の提携が終了してしまい、マイル移行ができません。つまり、マリオットアメックスプレミアムを保有していても、大韓航空のスカイパスは貯めることが難しいんですよね。一応、大韓航空提携のクレジットカードが日本国内にもありますが、わざわざ大韓航空にマイルを集約する意味もあまりないところですしね・・・。
大韓航空はスカイチームなので、スカイチームのマイルでも特典航空券が取れる。実はデルタマイルのスイートスポット。
ソウル旅行が好きで、ソウル行きの特典航空券をマイルで取りたいと思っている方には是非注目してもらいたいマイレージがあり、それはデルタ航空のマイレージ「スカイマイル」なんです。デルタマイルを利用すると、エコノミークラスは片道7,500マイル、ビジネスクラスは片道15,000で発券可能で、しかもサーチャージ無料(ソウルは近いのでサーチャージがあっても少額ですが)となっており、大韓航空の特典航空券を取るにはかなりおすすめのマイルでもあります。
ソウルから帰国便は大韓航空でした。
お得に搭乗するためには✅デルタ航空のマイルを貯める
✅日本からソウルはエコノミークラスで片道7500マイル
✅サーチャージも無料
✅デルタマイルは有効期限も無期限ということで、デルタマイルのスイートスポットの1つです。 pic.twitter.com/m1v1ygV4zd
— すけすけ@次はHND。 (@bmwtatsu) October 16, 2022
しかも、特典航空券の枠が、
エコノミークラスで4席以上、ビジネスクラスでも2席開放されていたりするので、JALマイルで発券するよりも枠が多くなっているんです。マイル数も少ないし、サーチャージ無料だし、特典枠もかなり多いし、大韓航空のソウル行きはデルタマイルはかなり使えます。ここがデルタマイルの最大のスイートスポットといってもいいレベルですね。しかも、デルタマイルは有効期限なし、キャンセル料が無料、第3者への発券もOKなんですよ。ソウル旅行好きにはデルタマイルは相当オススメです。
(注)他にもエールフランスやバージンアトランティック航空のスカイチーム所属で、大韓航空の特典航空券を発券することが可能です。そして、必要マイル数も若干デルタマイルより少ないというメリットもあります。が、キャンセル料がバカ高いですし、そもそも特典の枠がかなり少ないです。大韓航空の日本路線は、なぜかデルタマイルのみに枠の優遇があるので、デルタマイルをオススメします。
しかも、デルタマイルなら、かなり簡単に手に入ります。
- マリオットアメックスプレミアム:100円=1マイル相当のデルタマイル(3,000マリオットポイント→1,000デルタマイルに可能。ただし、60,000ポイント移行時の5,000ボーナスマイルはデルタマイルは加算なし)
- デルタアメックスゴールド:100円=1マイル相当のデルタマイル(しかもデルタ航空のゴールドメダリオンステータス付与特典あり)
- アメックスゴールドプリファードやアメックスビジネスゴールド:100円=0.8マイル相当のデルタマイル(アメックスポイントを1,250ポイント=1,000マイルでデルタマイルに移行可能)
などでデルタ航空のスカイマイルは獲得可能になっており、特にアメックスゴールドプリファードやアメックスビジネスゴールドは10万ポイント以上の超大量ポイントがもらえる入会キャンペーンが開催されていたりします。すでに発行して、大量ポイントを保有している人もいると思いますが、大量ポイントの使い道として、デルタマイルに交換してソウル旅行に使うのは、マジでお得な使い道なので個人的にはオススメ度が高いですね。
大韓航空A321neoビジネスクラス搭乗レビュ―。
では、大韓航空A321neoビジネスクラス搭乗レビュ―です。
✈こんにちは!大韓航空です✈
この度大韓航空ではエアバス321neoを導入いたしました✨
大韓航空のA321neoはエアバス社の新客室内装『Airspace』を採用し、機内Wi-Fiやパーソナルエンターテインメントを備えた快適な機内空間をご提供いたします😊
詳細はこちら👇https://t.co/OOrKxnpHr1 pic.twitter.com/Js97LNjGBr
— 大韓航空 (@KoreanAir_JP) December 9, 2022
大韓航空のA321neoは日本路線にも主力として導入されており、ちらっと調べたところ、羽田・成田・関空・中部・新千歳・福岡・那覇・神戸・岡山・熊本・鹿児島に導入されていたりする状況です。日本路線に本格的に利用されている機材です。そんなA321neoのビジネスクラスがなかなかハイレベルなんですよ。
大韓航空A321neoのシートマップを見ると、ビジネスクラスは2-2、エコノミークラスは3-3で、ANAやJALのナローボディーと何も変わらないように見えるんですが、全然違うんですよ。
軽くシートが斜めになっていますよね。
そして、前後の幅がめちゃくちゃ広いですよね。
なんと、短距離路線の小型機なのにビジネスクラスはシートがフルフラットになるんですよ。大韓航空、マジでやります。「プレステージスイーパー2.0」という名称がつけられており、ナローボディーとしては大韓航空初のフルフラットシートなんです。これが日本路線の地方都市にも導入されているのが素晴らしいですね。一度、乗ってみたくなりませんか?
機材も2022年から導入が始まったばかりでめちゃくちゃ綺麗。
ワイヤレスのスマホ充電があったり、サイドにはちょっとしたスペースが用意されていたり、オットマンもあります。テーブルもカーボン調でかっこいいし、モニターもエンタメも短距離路線としては超充実。大韓航空のA321neoのビジネスクラスなら、短距離路線でも搭乗してみる価値ありです。
機内食は日本発は、日本食のような感じですが、ソウル発の便だと韓国料理が提供されます。そして、ソウル発なら大韓航空のビジネスクラスラウンジも利用可能です。
以上、大韓航空のA321neoビジネスクラスの搭乗レビュ―です。デルタマイルを利用すれば、ビジネスクラスでも15,000マイルで搭乗できるというのがかなり魅力的で、短距離でビジネスクラスなんてもったいないという人もいるでしょうが、A321neoはなかなかいい機材です。これなら搭乗の価値もあるのではないでしょうか。
他、A350-900やB787-10といった最近の長距離向けビジネスクラスが日本路線に導入されていることもあるので、こういったものならさらに当たりかもしれませんね。
大韓航空のA321neoビジネスクラスに搭乗してきましたよ!