「スターラックス航空」のビジネスクラスはガチでハイレベルだった。A350-900のドア付きビジネスクラスで台北=サンフランシスコの長距離路線に搭乗し、シート・機内食など最高のサービスを楽しんだ。
ついにスターラックス航空に搭乗してきましたよ!長距離ビジネスクラス搭乗レビュ―です!
台湾にはフルキャリアの航空会社として、エバー航空(スターアライアンス)とチャイナエアライン(スカイチーム)がありましたが、2019年から第3のフルキャリアの航空会社として「スラ―ラックス航空(STARLUX)」が運航を開始しています。2020年には搭乗しようと思っていたのですが、コロナという前代未聞の事態で世界中の移動手段が狂ってしまい、なかなか搭乗ができず、ようやく2025年になって搭乗できました。
しかも、搭乗してきたのは台北=サンフランシスコという長距離のビジネスクラスです。スターラックス航空の長距離路線は、北米のみなので(2026年には欧州路線も開設の予定)、スターラックス航空のサービスを存分に感じるには最適の路線です。
そして、搭乗の感想ですが、スターラックス航空のビジネスクラスは世界トップレベルに素晴らしいです。満足度がめちゃくちゃ高かったです。
では、スターラックス航空A350-900ビジネスクラス搭乗レビュ―です。
スターラックスの特典航空券はアラスカ航空「マイレージプラン」でけっこうお得に発券可能。
さて、まずスターラックス航空のマイル&特典航空券の情報を整理しておきます。
スターラックス航空のマイレージは「COSMILE」というものなのですが、COSMILEのマイルを貯めるのは相当ハードルが高いです。というのも、日本には提携の航空会社もないですし、提携のクレジットカードもないです。つまり、フライトマイルも貯めにくいし、クレジットでショッピングマイルを貯めることも難しいというのが現状です。
ですが、スターラックス航空の特典航空券を取ることはそれほど難しいわけでもないんですよ。実はスターラックス航空は、アラスカ航空(ワンワールド所属)と提携しており、アラスカ航空の「マイレージプラン」を利用すれば特典航空券を発券することが可能です。
アラスカ航空のマイルなら、実は日本在住者でも比較的容易に取得することが可能で、
- JALなどのワンワールド所属の航空会社のフライト時にフライトマイルをアラスカ航空マイレージプランに付与する
- マリオットポイントをアラスカ航空マイレージプランに移行する
- アラスカ航空マイレージプランのマイルをバイマイルで購入する
というような方法でマイルを手に入れることが可能なので、それほど難しくないんですよ。やはり、マリオットアメックスプレミアムは、マイルの移行先が多いかつ還元率が1.25%と高いという点において、非常に非常にいいクレジットカードだと思います。
なお、スターラックス航空はアライアンス未加入ですが、今後は「スターラックスが2025年末までにワンワールドに加盟か? | すけすけのマイル乞食」でも紹介しましたが、ワンワールドへの所属の可能性があるかもしれません。そうなれば、JALマイルとも提携ということになるので、JALマイルでスターラックス航空の特典航空券が発券できるようになる日が来るかもしれませんね。
少し、アラスカ航空マイレージプランで特典航空券の検索をしてみましょう。関空=台北で検索をしてみると、
このようにスターラックス航空(JX)の特典航空券が表示されます。必要マイル数は、日本から台北までで片道あたり、
- エコノミークラス:7,500マイル
- プレミアムエコノミー:10,000マイル
- ビジネスクラス:15,000マイル
となっています。必要マイル数もかなり低いですし、サーチャージも無料になっている点も見逃せません。なお、only 1 leftと書かれているのですが、これはこのマイル数で取れる残席という意味で、2席以上で検索すると必要マイル数がアップするけど枠が追加で表示されることもあります。
7名にして検索してみると、上記のようにエコノミークラスが10,000マイルや15,000マイルで複数の枠がある日程が多くなっています。ビジネスクラスは基本1枠しかなさそうです。ちなみに、関空=台北はキャセイパシフィック航空の便もあり、そちらなら枠さえあればエコノミークラス特典が片道7,500マイルとなっているので、これもまたお得ですね。
ということで、台北に行きたい人は、実はアラスカ航空のマイレージプランを利用するとお得に特典航空券が発券できることは知っておいてもいいと思います。
なお、台北=北米の場合には、
- エコノミークラス:37,500マイル
- プレミアムエコノミー:50,000マイル
- ビジネスクラス:75,000マイル
となっています。サーチャージも無料です。7.5万マイルかつ長距離ビジネスクラスでサーチャージなしというのは、条件としてはかなりいいと思うのですが、この7.5万マイルの特典枠を確保するのは、なかなかハードルが高いと思います。というのも、アラスカ航空マイレージプランは、米国のめちゃくちゃ会員を抱えているので、米国人たちとの争いに勝たないといけないわけですよ・・・。検索してみるとわかると思うのですが、75,000マイルではなく、175,000マイルのビジネス枠ばっかり出てくると思います・・・。
自分はどうにか7.5万マイルの日程を見つけて、かなりお得にスターラックス航空の台北=サンフランシスコに搭乗してきました!
スターラックス航空A350-900ビジネスクラス搭乗記。全てが最高レベル。
今回が人生初のスターラックス航空の搭乗です。台北桃園空港から、初のスターラックス航空のチェックインカウンター。ようやく搭乗の日が来たということで、待ちに待った日というやつですね。もちろん、チェックイン後にはビジネスクラスラウンジが利用できます。これがまたオーダー式のレストランが用意されていたりと、非常に豪華な空間でしたね。
では、スターラックス航空A350-900のビジネスクラスに搭乗です。台北からサンフランシスコまで11時間フライトです。深夜便なので、睡眠もじっくりと取りたいですね。快適な睡眠が取れるでしょうか。ドキドキです。
こちらがスターラックス航空A350-900のビジネスクラスです。シートは1-2-1の全席ダイレクト通路アクセスのヘリンボーンシートです。カラーはチタン系で、めちゃくちゃ高級感があります。自分がスマホで撮っただけの写真でこの見映えなですからね。マジでカッコいいな。
スターラックス航空のA350-900は日本路線にも導入されているので、日本=台北間でもこのシートに搭乗できるということです。15,000マイルで搭乗してみたくないですか??
自分の席は2A。ビジネスクラスのとして最前列です。気づきましたかね?このスターラックス航空のA350-900のビジネスクラスは、ドア付き個室なんですよ。しかし、カラーがマジでカッコよくないですか???
ちなみにこの前の1列目にファーストクラスが4席のみ用意されています。
写真を撮ると、誰が取っても間違いなく映える写真が撮れる。それがスターラックス航空のフラッグシップのビジネスクラスなのでしょう。派手さはないのに、派手にも見えるというちょっと不思議な印象を持ちます。
毛布と枕も用意されていますが、ただの布じゃない・・・1つ1つのアイテムがガチな感じあります。スターラックス航空、マジで好印象。ビジネスクラスはこうあって欲しい。
シート周りは機能性もばっちりですね。十分なスペースの小物入れがありますし、スマホ充電用のUSBコンセントもあります。
テーブルはけっこう縦長。
そして、ビジネスクラスは全席がドアつき。隣の方がドアを閉めている状況なのですが、完全な個室になっていますよね。豪華で贅沢な空間の完成です。
そして、シートはもちろんフルフラットのベッドになります。しかも、食事が終わって、トイレに行くタイミングで、客室乗務員さんがベッド用意しましょうか?と声をかけてくれて、トイレから戻るとご覧のように綺麗なベッドが完成していました。
スターラックス航空の、何が一番強烈だったのかというと、ハードな面もめちゃくちゃいいのですが、それ以上にこの客室乗務員さんの動きです。本当に、サービス精神が徹底されているようで、トイレに行くときにこうやってベッドメイキングの声をかけるのを絶対に見逃さないですし、戻るタイミングではぜったいにドリンクのオーダーを聞いてきたりするんですよ。それが、どの客室乗務員さんでも統一されて、行われている感じがあるんです。サービスって、写真には写らないですし、言葉で伝えるのが難しいですが、スターラックス航空のビジネスクラスのサービスは世界1位と感じるレベルです。日系の航空会社も負けているかもしれないですし、欧米の航空会社はぼろ負けとなってしまうようなレベルです。
こちらは機内アメニティーで、持ち帰りもOKなものです。ビジネスクラスに搭乗すると、アメニティーポーチがもらえて、歯ブラシなどなどの小物が入っているというのはよくありますが、このスターラックス航空では持ち帰りできるパジャマも用意されているんですよ。パジャマって、基本的にはファーストクラスでしか用意されないことが多いので、スターラックスの本気度がここでも伝わってきます。
そして、機内食・ドリンクも本気。おしぼりも布のおしぼりでスタートです。
離陸して、割とすぐにメインの1回目の機内食になりますが、これがまた映えるような機内食なんですよ。前菜の彩とか最高にいい感じですし、スープの味も抜群、鴨ローストも地上のレストランで出されたかのような見栄え。フルーツ&アイスクリーム&コーヒーも、ただ提供するだけではなく、しっかりと並べて提供していただける。これかなりすごいことだと思います。肉料理とかって、ビジネスクラスとは言え、もう見栄えがぐちゃぐちゃになってしまっている航空会社とかも普通にあるじゃないですか。長距離ビジネスクラスなのに、ワンプレートに近いような形での提供だったりとか。スターラックス航空はそういった点も一切の妥協を感じないんですよね。
そして、着陸前には2回目の食事です。おかゆと中華のセットをいただきましたが、これがまた旨い。機内食って、ビジネスクラスといえども、やはり空の上で提供できるものなんて調理方法も限られているわけで、地上のレストランには勝てないじゃないですか。味もどうしても機内食って感じになってしまいます。が、スターラックス航空のこの食事は、これまで食べた機内食の中では、一番機内食らしさを感じないような食だったんです。え?機内でこんな味を再現できるの??他の航空会社もできるの?できるならやって欲しい!そんな印象を強く受ける機内での食事を楽しめました。
ということでスターラックス航空A350-900の長距離ビジネスクラスに搭乗してきました。
- アラスカ航空マイレージプランで75,000マイル+サーチャージ無料で搭乗してきた
- 機内のチタン系のカラーリングが豪華な雰囲気を出している
- 個室型フルフラットの空間で、睡眠も超快適
- パジャマが用意されていたり、毛布がめちゃくちゃ肌触りのいい品だったり、1つ1つに本気を感じる
- 食事は機内食とは思えないような見栄えと味を提供してもらえる
- 客室乗務員さんは、サービスするタイミングをかなり深く理解している
というような内容で、本当に非の付け所のないフライトでした。これは満足度高いですね。ハード面のシートに関しては、ANAやJALも相当にハイレベルなところではありますが、総合的には世界トップレベルの内容をスターラックス航空から感じることができます。新進気鋭の航空会社ですが、素晴らしいの一言です。搭乗の価値ありです。
アラスカ航空のマイルはクレジットカード等で、こつこつためることができたらいいのですが。いつか私も乗ってみたいです。
しろくまさん
アラスカのクレジットカードではないですが、マリオットアメックスでアラスカのマイルを貯めることは可能なので、ぜひ検討してみてください。台北までなら15,000マイルでビジネスクラスに搭乗できるので、比較的容易に貯まると思います!!!