シンガポール航空のB737Max8は短距離路線に導入されているナローボディーの小型機ながらも、ビジネスクラスはフルフラットになるので、かなり快適なフライトになること間違いなし。
飛行機はB777やA350のようなワイドボディーの大型機になるとビジネスクラスはフルフラットシートで、ドア付きの個室型だったりと豪華なものかなり増えてきていますが、B737やA320のようなナローボディーの小型機のビジネスクラスは欧州内だったらただ隣席がブロックされているだけで席そのものはエコノミークラスとまったく同じだったり、ANAやJALでも小型機のビジネスクラスは、国内線のJALクラスJと大差がないようなシートだったりします。
が、最近では小型機にもフルフラットシートを導入している航空会社もあるんですよね。
まず、記事の前半ではいつも通りマイル&特典航空券の情報を整理し、後半でシンガポール航空B737Max8のビジネスクラスをレビュ―します。
シンガポール航空はスターアライアンスなので、ANAマイルで特典航空券が取れる?取れない?
シンガポール航空に1度は搭乗したことがあるという方も多いかもしれません。非常に人気の高い航空会社であり、日本便も羽田・成田・関空・中部・福岡を中心にかなりの便数があるので、シンガポールを目的地をした旅行だけではなく、東南アジア各地、オセアニア方面、そして欧州方面に乗継で利用することも可能です。そんなシンガポール航空ですが、ANAと同じスターアライアンス所属なので、ANAマイルを利用してシンガポール航空の特典航空券を取ることが可能です。
ANAマイルで少し特典航空券の検索をしてみましょう。関空=シンガポールで検索をすると、
上記のようにシンガポール航空の特典航空券がヒットしましょう。これがなかなかのお得度で、
- エコノミークラスなら往復で35,000マイル
- サーチャージがなんと無料なので、諸経費が安い
- 特典枠がそれなりに豊富なので、家族4人分の特典航空券を発券すること可能
という状況になっているので、ANAマイルでシンガポール航空の特典航空券を狙うというのはかなりオススメです。最終目的地は、シンガポールではなく、シンガポール経由で東南アジアやオセアニア・欧州にすることも可能ですので、めちゃくちゃ使えます。
さて、シンガポール航空のビジネスクラスに搭乗したい!!という方向けに、シンガポール航空ビジネスクラス特典航空券の情報も紹介しておきます。実はシンガポール航空の日本論=シンガポールのビジネスクラス特典航空券をANAマイルで取るというのは不可能です。実はシンガポール航空は中・長距離のビジネスクラス特典枠は他社マイルには開放をしておらず、シンガポール航空のマイレージ「クリスフライヤー」にのみ開放している状況なんです。
(注)正確に言うと、なぜかエアカナダのAeroplan、アラスカ航空のマイレージプランにはシンガポール航空の中・長距離のビジネスクラス特典枠の開放が少しあります。
ちなみに中・長距離に該当するのは、シンガポールから韓国・日本以上の距離となっており、残念ながら日本路線のシンガポール航空ビジネスクラスをANAマイルで取ることはできません。シンガポールから欧州や北米も不可です。逆に短距離はANAマイルでも取ることが可能で、
シンガポール=デンパサール(バリ島)なんかだと、ビジネスクラスの特典枠が開放されていることがわかりますよね。東南アジア各地や上海くらいまでの距離なら、ANAマイルでシンガポール航空のビジネスクラス特典航空券を取ることが可能になっています。日本からバリ島にANAマイルを利用して、ビジネスクラスで行ってみたい!!という人は、シンガポールまではANAのビジネスクラス、そしてシンガポールからバリ島はシンガポール航空のビジネスクラスというような形で特典航空券を取ることは可能になってきます。
そんなシンガポール航空の短距離路線に主力として導入されているのが、B737Max8という機材です。B737ってナローボディーの小型機だから、ビジネスクラスとは言っても、ただ席が少し広いくらいだよね???と思うかもしれませんが、全然そんなことないんですよ。さすがはシンガポール航空で、B737Max8は新機材の小型機で、実はビジネスクラスがかなり豪華になっています。この記事では、そこをじっくり紹介したいなと思います。
シンガポール航空B737Max8ビジネスクラス搭乗レビュ―。
今回、シンガポール航空B737Max8に搭乗した区間はシンガポール→ダナンです。「【行ってみた】ダナン・ホイアンのオススメ観光スポット&レストランまとめ。 | すけすけのマイル乞食」でも紹介しましたが、ゴールデンウィークにベトナムのビーチリゾートのダナンに行ってきました。その時にシンガポール航空のB737Max8に搭乗をしてきました。ナローボディーなのに、豪華な機材ということで以前から一度搭乗をしてみたかったので、やっと搭乗できる!という感じでちょっとテンションが高くなりますね。
ちなみに、シンガポール発のシンガポール航空ビジネスクラスに搭乗する際には、シンガポール航空の豪華ビジネスクラスラウンジ「シルバークリスラウンジ」も利用可能です。今回は乗継で3時間ほど空港で過ごしたので、シャワーを浴びたり、朝食を食べたり、仮眠をしたりと充実した時間を過ごせました。
こちらが今回搭乗したシンガポール航空のB737Max8なのですが、この機材のシートマップを見ると、
エコノミークラスは3-3の横6席ですが、ビジネスクラスは2-2の横2席と、なんと1-1の横2席パターンがあるんですよ。この1-1のところは想像するだけで豪華に雰囲気がないですか?両サイドにテーブルありそうですしね。
では、シンガポール航空B737Max8に搭乗です!
こちらが最前列の2-2の横4席のシートです。シートから前のモニターまでの空間が非常に広く、よく見るとモニターの下にはオットマンがあるのがわかりますかね?実は、このシートはフルフラットのベッド状になるんですよ。小型機でフルフラットはスゴイですね。
そして、こちらが通称「キングシート(王様席)」とも言われる、1-1のシートです。左右に大きなテーブルがあり、隣には人がいないダイレクト通路アクセスになっているので、めちゃくちゃ贅沢な空間なんですよ。
そして、シートはフルフラットのベッドに・・・B737なのに・・・。割と感動しますね。飛行時間は2時間~3時間ほどの路線に導入されることが多いのですが、それくらいの時間ならエコノミークラスでもまったく問題ないですが、このレベルのビジネスクラスを用意してくれるなら、ちょっと乗りたくなってしまう人もいるでしょうね。
前の2席の間にオットマンがあるので、足元は若干狭いのは仕方ないですね。ベットにした状態だと、足元が狭いので寝返りはしにくいですが、長時間寝ることはない機材なので、これでも十分するぎるスペックでしょう。
コンセントや小物入れやミラーまで充実。小物入れは大型機材のビジネスクラスでもついてない場合もありますからね。
毛布と枕も準備されています。
左右のテーブルだけではなく、食事用のテーブルもあるので、テーブルが3面にあるという状況になります。
機内食も短距離路線なんが、3種類も用意されているのは、さすがシンガポール航空のビジネスクラスですね。こちらはミーゴレンです。
以上、シンガポール航空B737Max8のビジネスクラス搭乗レビュ―でした。最近はシンガポール航空に限らず、大韓航空やエティハド航空なんかで小型機のビジネスクラスがかなり豪華になってきています。まだ、ANAやJALの小型機のビジネスクラスは、こういったフルフラットにはなっていませんが、今後に期待したいですね。シンガポール航空は小型機でもビジネスクラスにフルフラットシートを導入しているという先駆者的な航空会社で、今後も航空業界を引っ張っていく存在であり続けるのではないでしょうか。
さすがシンガポール航空。小型機でもビジネスクラスは超豪華です。