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吉祥航空B787-9のビジネスクラスがガチすぎた。シートから機内食まで徹底レビュー。

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上海吉祥航空(JUNEYAO AIRLINES)の最新機B787-9のビジネスクラスに上海から関空まで搭乗してみた。想像の上の上の豪華な搭乗レビュー。

みなさん、中国系の航空会社は何個知っていますかね?日本に就航している航空会社も多数あります。中国3大キャリアの中国国際航空・中国東方航空・中国南方航空をはじめ、春秋航空・四川航空・深セン航空・海南航空などなど、どうも50社以上あるようです(一覧はこちら)。

さて、吉祥航空って知っていますかね?

よく上海行きの航空券を探すと、一番安い運賃を提供しているのが吉祥航空だったりします。が、この航空会社はLCCではありません。

それどころか、超ハイレベルなビジネスクラスを導入している航空会社なんです。実際に搭乗してみたので、レビュ―しておきます。最高のフライトでした。

 

吉祥航空とは。LCCではなくフルサービスキャリアで、スターアライアンスの準会員。ANAマイルも貯めることは可能。

吉祥航空(上海吉祥航空)は英語名JUNEYAO AIRLINES(日本人には発音しにくい笑)、航空会社コードHOの航空会社ですが、どんな航空会社なのか知っている人は少ないかもしれません。

上海を本拠地とする航空会社で、LCCではありません。フルサービスキャリアです。

もしかしたら、ANAマイルを貯めている人なら吉祥航空の名前をANAのホームページで見たことがある人もいるかもしれません。実は、スターアライアンスの準会員という立ち位置で、ANAとも日本路線の便は共同運航便を飛ばしています。なので、吉祥航空の搭乗でANAマイルを貯めることも可能です。ただし、まだANAマイルで吉祥航空の特典航空券が発券はできない状況でして、今後は特典航空券も発券可能になる日も来るかなとは思います。すでにユナイテッド航空のマイレージを利用すれば特典航空券も発券できたりします。

また、ANAと提携しているので、ANAのステータス(SFC等)を保有していれば、優先搭乗やラウンジ利用も可能です。

 

就航路線・都市は、中国・日本・韓国の東アジアが中心で、機材は小型のA320がメインでしたがワイドボディー機のドリームライナーB787-9を2018年より導入しています。

この機材を導入し、今後は東アジアだけではなく、ヨーロッパにも就航する予定で、すでに上海=ヘルシンキは就航済で、新機材のB787-9が使用されています。

この吉祥航空のB787-9のビジネスクラスがどうも超豪華で一流という情報を聞き、さらに本来なら長距離路線向けのB787-9が、羽田・成田・関西空港にも導入されると聞き、上海からの帰国は是非とも吉祥航空のB787-9のビジネスクラスに乗ってみたいと思い、奮発して片道だけ搭乗してきました。

 

ちなみの片道運賃のビジネスクラスでも、スカイスキャナーで検索すると、

3万円台で出てきたりします。後付けになりますが、3万円台でこの吉祥航空B787-9ビジネスクラスに搭乗できるなら、自分は毎回でも搭乗したいと思うような最高のフライトでした。

すけすけ
本来なら長距離向けの機材なので、日本路線からB787-9がいつまで利用されるのか不明です。間合い運用で、当面の間利用されるかもしれませんし、すぐに長距離路線に取られてしまうかもしれないので、搭乗するなら今のうちかも!?



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吉祥航空B787-9ビジネスクラス搭乗レビュー。上海浦東空港から関西空港まで90分のフライト。

では、搭乗をレビューしておきましょう!!

2020年のフライト予定の中でも、この吉祥航空のB787はかなり楽しみにしていました。まだ吉祥航空のB787ビジネスクラスに関する情報はネットで調べてもかなり少ないので、英語でもいろいろ検索してみたのですが、事前の自分の評価は「めちゃくちゃよさそう!!!」という感じだったので、かなり楽しみにしていました。

ちなみにですが、みなさんは気に入った航空会社を何度もリピートしますか?それとも、色々な航空会社に搭乗してみたいですが????レストランでも、お気に入りをリピートする人もいれば、新規開拓が好きな人がいると思うのですが、自分の航空会社に対するスタンスは、どんどん新規開拓です。怖いもの知らずで、中国の吉祥航空というLCCと間違ってしまうような航空会社にもチャレンジです。

 

では、上海浦東空港でチェックインです。LCCではないので、ビジネスクラス専用のチェックインカウンターもしっかり用意されていますし、そこだけは赤絨毯。気分もばっちり盛り上げてくれます。

 

人生初の吉祥航空の搭乗券です。やはりLCCではなく、フルサービスキャリアなので、ビジネスクラスならラウンジのインビテーションも用意してくれます。ちなみに、ラウンジは中国東方航空のラウンジを利用する形になっており、吉祥航空専用のラウンジというわけではなかったです。また、そちらのラウンジのレビューも機会があればしたいと思いますが、今回の記事では機内レビューに徹したいと思います。機内が最高だったので。

また、ANAマイルも貯めることが可能なので、チェックインの際にはANAマイレージカードも出して、マイレージもしっかり登録してもらいました。

 

搭乗までにドキドキなのは、今回のようにB787に搭乗したいと思って、わざわざ吉祥航空を選んでいるので、機材の変更がないかどうかです。直前に変更になることもありますからね。

しかも、この日はラウンジから出ると、搭乗ゲートがD61からD63に変更になると出ていたんです・・・。ちょっと嫌な感じです・・。

 

D63のゲートに行くと、待っていますよ!!吉祥航空のB787!!!ドリームライナーです。

D61ゲートには、キャセイパシフィック航空の香港行きが待っていましたが、出発が遅れており、ゲートが利用できずに変更になっていただけのようです。しかし、上海浦東空港はバカでかい。このタイミングでも、シンガポール航空・エミレーツ航空・ユナイテッド航空・エアカナダ・ANA・エチオピア航空・中国国際航空など世界を代表する航空会社がずらーっと並んでいました。

 

では、搭乗です。もちろん、ビジネスクラス優先搭乗もあります。

 

吉祥航空B787-9ビジネスクラス、スタッガードシートをレビュー

では、機内へ!!ドキドキ感あります。

LCCみたいな航空会社だと思い込んでて、本当にすみません・・・。まじで本格的なスタッガードシートのビジネスクラスが用意されていました。シート配列も1-2-1で、全席が通路へのダイレクトアクセス。トイレに行く際に、隣の人をまたいだり、またがれたりすることはありません。

 

どうみても一流の航空会社という雰囲気を感じます。少なくとも、一流になろうとしている感じがします。

今までは、A320という短距離の小型機しか保有していませんでしたが、長距離路線就航にあたり、吉祥航空が勝負をかけているビジネスクラスがこの機材B787-9です。

 

通路側のソロシートがこちら。自分の席です。個室感満点で、最高峰の最新のビジネスクラスという感じが漂います。吉祥航空としては、この機材に自分たちの会社の長距離路線ビジネスクラスの命運をかけている感じが伝わるような本格的なシートです。

上海の地下鉄の駅でも、何度かこの吉祥航空B787ビジネスクラスの広告も見かけましたし、相当な力の入れ具合なんだと思います。

しかし、新品のシートはマジで気持ちいいですね。

 

横から見ても、絵になるシートです。

カラーもピンクと紫の間のようなカラーリングですが、変に安っぽい感じがまったくなくて、オシャレな感じに仕上がっているのが、また好印象です。相当インスタ映えしそうな機内です。

ちなみにですが、先ほどから画像の端に客室乗務員さんが写り込んでしまっていますが、客室乗務員さんの制服もピンクです。客室乗務員さんが、ゲートから機内に乗り込んでいく姿も見かけたのですが、みなさんピンクのロングコートを着ていました。かなり着る人を選びそうな制服とコートですが、吉祥航空の客室乗務員さん、みなさんモデルのような美人さんばかりで、その服装が抜群に似合うんですよね。色んな面でハイレベルです。

 

シートに座った状態から隣を見ると、こんな感じです。実は、パーティションは、ANAのスタッガードシートなんかに比べると、やや低めになっており、隣の人の顔は多少見えます。ただ、パーティションが低いと、機内は広く感じます。開放感を優先して、このような構造にしたのかなと思います。これはこれでいい感じです。

 

シートを動かしましょう。まずはリクライニングしてみます。微調整が可能で、楽なポジションに設定可能です。

 

最終的にはフルフラットのベッドの状態になります。

 

これなら10時間以上のフライトも超快適ですね。

ちなみに、窓側のアームレースを下げることもできます。

上海=ヘルシンキに導入されている長距離向けのビジネスクラスなので、このような豪華なシートになっていますが、日本路線にも導入されている今が搭乗のチャンスですよ!!!!

 

足元は細くなるので、やや狭いと感じる人もいるでしょうが、ヘリンボーン式のビジネスクラスに比べると、スタッガードシートの方が個人的には足元に自由なスペースが広い感じがします。

 

フルフラットで寝た時の状態です。足をまっすぐ延ばしても届かないので、寝る時もかなり快適でしょう。

 

なお、バルクヘッドシート(前が壁の席)だと、前方にシートがないので、足元が非常に広くなります。

この吉祥航空のB787は、1列目は1Cという1席しかありません。なんか、1つだけ席がぽつんと離れている感じなんですよね。この画像の席は2列目になります。

今回の上海旅行は、実は我が家とお互いの両親を連れて行く旅だったのですが、自分の親はこの上海旅行が人生初のビジネスクラスです。この画像の2席には自分の親が座っていました。

 

上の荷物置き場ですが、窓側にのみ配置されており、センター側にはありません。おかげで機内はかなり広く感じます。

 

もう少しシート周囲の紹介を。

モニターはタッチパネル式の液晶で、おそらく17インチくらいの大きさだと思います。公式サイトにも、まだB787の詳細が出ておらず、シートの幅や、モニターのサイズなど正確にはわかりません。

画面の言語は、中国語か英語しか選ぶことはできませんが、邦画も5本くらいあったと思います。洋画でも日本語字幕や吹替もあるのかもしれませんが、そこまでチェックする時間がありませんでした・・。

 

サイドテーブル周囲も見ておきましょう。

 

ヘッドホンとエビアン。ペットボトルの水を置くためのスペースが始めから用意されており、水をスタンバイしてくれているのは好印象です。フライト中の機内では、どうしても乾燥しやすいので、水は是非とも用意してもらいたいと個人的には感じるポイントです。

 

シートリモコンと、モニターのリモコン。モニターのリモコンは液晶型でタッチパネル式。後方にはUSBタイプとユニバーサルタイプのコンセントもあります。

 

このシートリモコンのボタン、左下のマークが何かわかりますか?

なんと、このシート、マッサージ機能がついているんです。これは快適です。豪華なシートに座りながら、マッサージしてもらいながら、映画を楽しむ。至福そのものですね。

 

フルフラットにした状態でも、寝たままでシートを動かせるような場所にもリモコンもあります。

 

イヤホンではなく、ヘッドホンなのもいいですね。

 

テーブルは横からスライドで出てくるタイプで、木目調でした。

吉祥航空のB787まじで最高です。このビジネスクラスなら、ヘルシンキまで行くのも超快適だと思いますし、是非ともヘルシンキまでの長距離にも搭乗してみたいです。今後は路線も拡大するでしょうし、かなり期待してしまいます。



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吉祥航空B787の機内WIFI

そういえば、機内WIFIあるのかなとスマホでチェックすると、どうも機内WIFIがありそうな感じなんです。が、これ以上先にはどうやっても進めませんでした・・・。機内冊子にもWIFIの使い方等は出ておらず、まだ使用できる状態ではないのかもしれませんが、少なくとも今後は導入されるのだろうなという感じがします。

 

吉祥航空ビジネスクラスのアメニティー

短距離路線ですが、ちょっとしたアメニティーは用意されていました。

ポーチとスリッパです。どちらも吉祥航空の花柄?がオシャレです。

 

ポーチの中身は、イヤープラグとアイマスク。吉祥航空のピンクカラーは、本当に嫌味な感じなく個人的に高評価です。

 

吉祥航空ビジネスクラス機内食をレビュー

上海から関西空港までは、実際の飛行時間はたったの90分なんです。が、機内食はしっかり提供してくれるので、レビュ―しておきます。

こちらはウェルカムドリンク。用意されていたのはオレンジジュースのみでしたが、ガラスのコップで出てくるのが、さすがビジネスクラスですね。ANAもプラスチック製は、そろそろやめましょう笑。

 

オシボリも提供されますが、プレートで出してくれるんですよね。吉祥航空は全然LCCじゃなかったです笑。フルサービスキャリアの中でも、かなりいい航空会社な感じがします。

 

機内食のメニューは、短距離路線だからなのか、個人に1つずつ渡すわけではなく、客室乗務員さんが、1人ずつにページを見せてメインを魚にするかチキンにするか聞いていました。

メニューは、次のページもあり、飲茶などが出ていましたが、この便は選べないとのことだったので、ヘルシンキ路線や、上海行きの便だと別の食事内容も選択できるのかもしれません。

 

しっかりナプキンも用意してくれます。

 

こちらが吉祥航空ビジネスクラスの機内食です。たったのフライト時間90分なので、実際に機内食を食べる時間は30分もないくらいなんですよね。その短時間で、この内容なら十分ではないでしょうか。

 

味の方は、この麻婆豆腐がかなりうまい。辛いだけで香辛料の味しかしない麻婆豆腐ではなく、味わい深い、白ご飯がかなり進む麻婆豆腐です。

ただ、フライト時間が短いため、本当に客室乗務員さんは忙しそうに準備をして、一瞬で片づけていきました。

 

映画をジャスト1本見たところで、90分。もう関西空港に到着です。このフライトは本当に一瞬でした。吉祥航空という航空会社が、どのような航空会社なのか、あまり知らずにLCCみたいな航空会社だと思っていましたが、長距離路線に進出するためにB787-9を導入したというニュースを見て、ビジネスクラスがどんなものか調べていると、超本格的なビジネスクラスを導入していることがわかり、今回搭乗してみたわけですが、満足度はめちゃくちゃ高いです。今後、この吉祥航空が、B787で世界に羽ばたく瞬間を見届けている気分で、今後の成長が本当に楽しみな航空会社になりました。

まずは、ANAマイルで特典航空券が取れるようになることを期待ですね。そして、吉祥航空には長距離路線の開拓も是非頑張ってもらいたいです。長距離でB787を堪能したいと思っています。

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5 件のコメント

  • すけすけ様

    年末年始にセントレア上海ヘルシンキでHO便利用しました。クラスはYですが。。。
    同時期のLH等が往復20万台の中HOは往復トータル5万円台とお得感が強かったです。

    ANAプラチナの恩恵もありチェックイン、預け荷物の優先、非常口席の指定、中部・上海ではラウンジの利用等でき満足度は高ったです。B787の便はかなり綺麗な機内でしたし日本語できるCAさんもたまたまいたりと質の高い航空会社と感じました。

    就航地を増やすなりして正式にスタアラ会員となって欲しいと思いました。
    そしてANAマイルで特典航空券も取れるようになってもらいたいですね。

    • モイモイさん
      ヘルシンキまで5万円はやはり吉祥安いですね!!!!満足度はかなり高いですよね!!
      システムさえうまく運用できれば、ANAマイルで特典は取れるようになると思うので、是非とも利用できるようにしてほしいと自分も切実に思っております!!

  • すけすけ先生

    先生のおかげで、ANAビジネス2往復、経験済みです。
    感謝申し上げます。
    初めてファーストクラスに乗りたいのですが(片道だけでも)、
    ラウンジを含めて、おすすめの都市・路線はありますでしょうか?
    (ANAマイルで発券できるファーストクラスで)
    (1人旅)
    よろしくお願いいたします。

    • カルロス・ゴーンさん
      スターアライアンスでファーストクラスがあるのは、ANA・中国国際航空・タイ航空・ルフトハンザドイツ航空・シンガポール航空・スイス航空になります。
      シンガポール航空・スイス航空は残念ですが、ANAマイルでファーストクラス特典航空券が取れないので、残りの4社の選択肢になります。
      また、タイ航空は搭乗の60日ほど前、ルフトハンザドイツ航空は搭乗の14日前にならないと特典航空券が取れないという特殊な設定です。なので、ギリギリに予定を立てることが可能な場合にはいいと思います。フランクフルト発のファーストクラス便は、ファーストクラス専用のターミナル&ラウンジも利用できてオススメ度は高いです。羽田、北京、上海、香港で検索するといいと思います。
      ANAの新型ファーストクラス(ロンドン、ニューヨーク、フランクフルト)が355日前から予約もできるので、総合的なオススメ度は一番かなと思います。往路ANA、復路ルフトハンザドイツ航空などが取れる理想的な感じはします。
      中国国際航空は、まだ自分の中では未知数です。

      • 御多忙中、とても御丁寧に、
        解説頂きありがとうございました。
        初ファーストクラス目指してマイルためます。
        今年も宜しくお願い致します。

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