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ANAとJALのステータスポイントとは何なのか??マイルとの違いを初心者向けに詳しく解説。

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航空会社のステータスポイントとは何なのか。人を魅惑し続ける要素満点のANA/JALのステータスポイントを詳しく基礎から解説。

最近テレビ番組なんかでも、航空会社のステータスポイントや、ラウンジの紹介がよく放送されているのはご存知ですかね??

ジャニーズの風間俊介さんが航空会社のステータスポイントに取りつかれている番組や、アナウンサーの高橋真麻さんも航空会社のラウンジの魅力に非常に誘惑されている様子が、テレビ番組「沸騰ワード10」なんかで放送されています。

 

この記事では、芸能人をも魅了するステータスポイントというものが一体どんなものなのか、興味はあるが、内容を一切知らない人向けに紹介したいと思います。

航空会社のステータスってどんなものなのか、興味ある人は覗いてみて下さい。基本の解説です。

 

マイルとステータスポイントは何が違うのか

まず、自分のANAのホームページのスクリーンショットです。

ここには3つのポイントが表示されています。

  • マイル(30万ANAマイルを所有しています。貯め方を知りたい方はこちら。)
  • ANA SKYコイン
  • プレミアムポイント

です。

 

次は、JALです。

こちらもやはり3種類のポイント出ています。

  • マイル(JALも30万マイルを所有しています。貯め方を知りたい方はこちら。)
  • eJALポイント
  • FLY ONポイント

です。

 

ANAとJALで名称こそ違いがあるのですが、実は内容的には非常に似ています。3つのポイントは、

ANA JAL
ネットマネー ANA SKYコイン eJALポイント
マイレージ ANAマイル JALマイル
ステータスポイント プレミアムポイント FLY ONポイント

上記のような分類になります。

まず、「ネットマネー=お金」「マイレージ=株」「ステータスポイント=サッカーのうまさ」みたいなイメージでとらえると分かりやすい気がします。

ANA SKYコインやeJALポイントは、ANAやJALのホームページで航空券の購入時に1ポイント=1円で利用できるお金です。これは金銭的な価値があるもので、1ポイント=1円なので金銭感覚も持ちやすく非常にわかりやすいですよね。どうやって獲得するのかというと、アンケートに答えてもらえり、キャンペーンでもらえたり、マイルから交換することで獲得できます。

次のANAマイルとJALマイル、これも金銭的な価値があります。ただし、1マイル=1円のような簡単なものではないんです。マイルの使い道としては、飛行機へ搭乗できる特典航空券に交換するという方法が圧倒的に人気なのですが、たとえば香港までの往復エコノミークラス特典航空券は20,000ANAマイル、ホノルルまでの往復ビジネスクラス特典航空券は65,000マイルで交換が可能です。これって、たしかに金銭的な価値があるのですが、1マイル=何円なのかわかりにくいですよね。航空券の値段は、繁忙期にアップしますし、閑散期にはダウンします。なのでマイルの価値は一定ではありません。マイルの価値を調べようと思うと、航空券を購入した場合の価格と比較すればいいのですが、使い方によりかなり変動があり、1マイル=1円~10円程度と非常に幅が広いです。個人的には、マイルは株に近いイメージもあります。それも未公開株。公開されている株なら、取り引き価格は証券会社のホームページで一瞬でわかり、簡単に売買も行えますが。未公開株は、売る相手を見つけるのは大変だったりします。また、見つけたときには、高値で売れるときも、安値にしかならないときもあります。マイルでの特典航空券には、枠数が決まっているので、空席を探して、価値が高いときにマイルを利用するというのが、個人的には未公開株のイメージでとらえています。複雑ですが、金銭的な価値は間違いなくあり、ゲーム的要素も抜群で非常に深みがあります。

 

さて、最後の「ステータスポイント」。これがこの記事のメインになります。

これは、「サッカーのうまさ」みたいなものだと思ってください笑。eJALポイントやJALマイルと比べると、かなり異質なもので、金銭的な価値はありません。サッカーで、リフティングが50回できても、お金としての価値はありませんよね。が、ちょっと飛びぬけてサッカーがうまくなると、Jリーガーになりお金を稼ぐことも可能になりますし、海外移籍でさらに給料がアップしたり、名声を集めて大きなステータスある人間になる可能性もあります。そして、プロはシビアな世界なので、結果が出ないと一瞬で解雇されたりします笑。

これがステータスポイントに非常に近いのかなと思っています。ステータスポイントは、ある瞬間までは価値がないものなのですが、ある瞬間からは価値が高騰します。



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ステータスポイントはどれだけためると、ANA/JALの上級会員になれるのか

ステータスポイントは、有償航空券で搭乗したフライトにのみ加算されます。特典航空券で搭乗しても加算されませんし、マイルのようにクレジットカードやポイントサイトでためるというようなこともできません。

会員にはランクが用意されており、ANAはプレミアムポイント(PP)、JALはFLY ONポイント(FOP)が貯まると付与されるステータスは、

ANA(PP) JAL(FOP)
100,000 ダイヤモンドメンバー ダイヤモンドメンバー
50,000 プラチナメンバー サファイアメンバー
30,000 ブロンズメンバー クリスタルメンバー
30,000未満 一般会員 一般会員

となっています。ANAもJALも制度は似ているのでわかりやすいです。

まず、30,000未満のステータスポイントが貯まったとしても何の意味もありません。サッカーでリフティングが3回できるだけみたいな感じで、体育の授業のサッカーで活躍することもできないレベルで、ここは全員同じ扱いです。航空会社は、ここまでは一般会員として扱います。

30,000ステータスポイントが貯まると、少しだけいいことがあります。専用の電話番号が利用できるようになり、電話の待ち時間が減ったり、フライト時に加算されるマイルが一般会員より40%UPしたりします。ほんのわずかですが、金銭的にはメリットも発生し始めていることになります。サッカーでいうと、プロのチームに目を付けらおかげで、年に1回サッカーボールとシューズがプレゼントされるようになってきたようなところです。

そして、50,000ステータスポイント以上を獲得すると、世界が一気に変わります。いよいよ、プロして給料を受け取ることが可能な地位へと変貌するのです。

 

ちなみに、50,000ステータスポイントを獲得するのって、どれくらい飛行機に搭乗すればいいのかというと、JALの例で言うと、羽田=伊丹の片道普通席先得運賃で、

420FOPです。120回の搭乗で、50,000に到達します。

羽田=那覇の普通席先得運賃なら、1,476FOPなので、34回の搭乗で到達。羽田=ニューヨークの往復ビジネスクラスなら、17,608FOPなので、3往復でOKです。が、3往復の運賃・・・・半端ないですよね・・・1往復で50万円くらいする路線ですしね・・・。

50,000ステータスポイントを獲得するために1年間に航空会社に支払う料金は、50万~100万円ほどの人が大半だと思います。

 



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ステータスポイントが貯まると、どんな特典があるのか

さて、50,000ステータスポイントが貯まると、どんな世界が待っているのか紹介しておきます。

航空会社のステータス会員の主な特典
  • 専用サービスデスク
  • 専用チェックインカウンター
  • 手荷物の優先受け取り
  • 手荷物許容量の優待
  • ラウンジの利用
  • 優先搭乗
  • 専用保安検査場の利用
  • フライトボーナスマイル加算
  • 座席のアップグレード

などが特典としてあります。

 

ゴールデンウィークなんかに飛行機で旅行に行くと、チェックインカウンターが長蛇の列でげんなりすることがありますよね??

上級会員のステータスを保有しているとビジネスクラス搭乗客と、同じチェックインカウンターが利用できるので、列がマジで空いているんですよね。時間を節約できるので、ここは金銭的なもの以上に魅力を感じる人もいるでしょう。

 

また、搭乗までの待ち時間は、ビジネスクラス搭乗客向けのラウンジを利用することができます。こちらは香港のキャセイパシフィック航空のラウンジですが、JALのステータスを保有していると、JALと同じワンワールドの航空会社に搭乗する際にも豪華ラウンジが利用可能になります。

 

ラウンジの中では、飲食も無料です。香港のキャセイパシフィック航空のラウンジなら、上記のようなヌードルバーがあり、こちらで担々麺を食べながらビールを飲んで搭乗を待ったり、シャワーで汗を流してから搭乗することも可能です。

完全に金銭的なメリットが発生していますよね。

 

たまに運がいいと座席がアップグレードされる可能性もあります。エコノミークラスで予約をしていたのに、エコノミークラスが満席の場合には、プレミアムエコノミーやビジネスクラスの席が用意されていることもあったりします。

上記は、JALのビジネスクラスシートですが、フルフラットになるので、快適に空の上で時間を過ごすことも可能です。

 

同じ運賃の席に搭乗している人でも、航空会社は、ステータスを保有しているのか、保有していないのかで、搭乗客に用意するサービスが異なっているというのが現実なんです。

ここがステータスポイントに、人々が取りつかれる理由になります。自分がいい扱いをされている錯覚???のような世界が待っているんですよね。

 

ステータスを維持する方法はあるのか

このステータスポイントは、実は有効期限は1年しかありません。翌年には0に戻ります。そして、その1年間に貯めたステータスポイント数に応じて、翌年のステータスが航空会社から付与されます。このステータスそのものも有効期限は1年のみです。

つまり、1年間は上級会員のステータスを付与されても、その1年の間にステータスポイントを再度獲得しないとステータスは陥落します。

本当に、プロのサッカー選手のような世界です笑。

 

が、実はANAもJALも50,000ステータスポイントを獲得したときの特典の一つとして、「永久会員への加入の権利」というものがあります。つまりステータスを維持する方法もあるということです。ここがプロのサッカーとは違い甘いところです。

それが、ANAの「スーパーフライヤーズカード(SFC)」

 

JALの「JALグローバルクラブ(JGC)」

JGC

というステータスクレジットカードです。

これらのクレジットカードは、年間50,000ステータスポイントを獲得した人だけが申込をすることができる特殊なクレジットカードで、このカードを発行すると、次年度以降はステータスポイントが50,000に到達していなくても、ANA/JALの上級会員のステータスであるSFC/JGCが半永久的に付与されるというトンデモないメリットがあるんです。

クレジットカードなので年会費(1万円程度~)が発生しますが、年会費さえ払えば、ステータスが維持できるのが魅力なんです。

一度、このクレジットカードさえ獲得すれば、半永久的にANAの上級会員になることができ、さらにSFCはスターアライアンスゴールドメンバーの資格も付与されるので、世界中のスターアライアンス加盟航空会社で、ラウンジ利用や優先搭乗・手荷物優先受け取りなどの特典が付与されます。JALのJGCも、ワンワールドサファイアの資格も付与されるので、世界中のワンワールド加盟航空会社で、ラウンジ利用や優先搭乗・手荷物優先受け取りなどの特典が付与されます。

こういった生涯簡単に維持ができるステータス制度を導入しているのは、世界的には非常に稀で、日本は世界の中でも永久会員のステータスを獲得することが非常に簡単なレアな国と言ってもいいでしょう。

そんな事情があるので、1回でいいから50,000ステータスポイントの獲得目指す「マイル修行・ステータス修行」と呼ばれるような、ステータスを獲得することを目的として、休みの日に1日で東京ー沖縄を何往復もして、客室乗務員さんに「お帰りの便も同じですね(笑顔)」なんて言われることをしている人々がいるんです。

まあ、異常といえば異常のような、いい趣味といえばいい趣味のような、不思議な世界が広がっているわけです。

航空会社の用意するステータスという制度は、一部の人々を深く魅了するものであることは間違いなく、その一部の人々は最高の趣味に出会ったかのように楽しく飛行機に乗り、楽しくステータスのことばかりを頭の中で考えているようです笑。

東京=大阪を移動するときには、新幹線ではなく、飛行機を優先的に選ぶ人も多いと思うのですが、その中には間違いなく飛行機のこういった制度を愛している人が多数含まれているはずです。

 

マイル修行・ステータス修行の方法は、本当に人それぞれです。

  • とにかく50,000ステータスポイント獲得までの費用を安くすることに命をかけている「単価重視派」
  • 色々なところに旅行に行きながら、費用がかかっても気にしない「贅沢派」
  • 会社での仕事のフライトで自動的にステータスが付与されてしまうような「ビジネス派」

色々なスタイルがあると思いますが、興味ある人は、是非どっぷりと浸かって満喫してみてもいいと思います。個人的には、マイルを貯めることも楽しいですし、ステータスポイントを貯めることも楽しいですし、ステータスを活用してラウンジを利用することも楽しいですし、旅行そのものも楽しいです。

マニアックな世界ですが、非常に楽しい世界で、自分はいい趣味だと思い楽しんでいます。趣味の世界の話なので、ステータスが必要なのか、必要でないのか、修行をする価値があるのか、ないのかなんてことは自分にはわかりませんが、この記事を読んでステータス修行に興味が出た方は全力で楽しんでくださいね!!!

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3 件のコメント

  • すけすけ様
    SFCはポイントサイトからマイルが貯めやすいが修行が大変、特典航空券を取りにくい
    デルタゴールドAMEXは修行しなくていいがポイントサイトから貯められず特典航空券に必要なマイルが多めだが取りやすい
    JGCは両方の中間
    みたいなイメージですがどうですか?
    それにアライアンスや国内線や首都圏以外の空港での使い勝手など‥
    色々調べましたが一長一短でどれを目指すべきか(とりあえずSFC目指してます)
    もし機会があれば比較の記事を作っていただけたら助かります
    よろしくお願いします

    • タピオさん
      デルタ雨は、2年目以降はかなりの金額を利用しないとゴールドを維持できないですが、スカイチームメインの人には非常にいいですよね。
      本当にどれも一長一短だと思います。自分は、15年以上ANAマイルを貯めてきたので、まずはANAを最優先にしましたがJALが先でも全然いいと思います。

      • すけすけ様
        私も関西在住なので3空港万遍無く就航していて航空会社の多いスタアラかつポイントが貯めやすいANAで目指すつもりです
        しかし改悪の可能性がJALよりありそうなのが悩みです
        デルタアメックス推しのブロガーさんも多いですが今回の改悪と必要マイルの多さがネックかな
        ただ修行しなくいいのとスカイチーム嫌いじゃないのが悩みどころですわ

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