ケニアのマサイマラ国立保護区でのサファリをブログレビュ―。野生動物が無限にいる世界に感動。幸運にもビッグファイブのライオン・ヒョウ・サイ・ゾウ・バッファローすべてに出会えた。人生最高の旅行体験ができた。
人生最大の旅行体験をしてきたと思います。ケニアのマサイマラでの生サファリです。本当に素晴らしい体験すぎて、人生のハイライトになりそうな場所でした。
アフリカのサファリ。もし可能なら、一度は行って見たい場所かもしれません。ただ、行くのハードルは低いものではなく、人生で実現できるものなのかどうか、自分にはよくわからないものでした。
が、今回、世界最大のサファリであるケニアのマサイマラ国立保護区に家族でいってきました。これがもう何物にも代えることができないような貴重な体験で、人生の旅行で間違いなく印象深さナンバーワンになるような場所でした。このブログの記事では、魅力を伝えきることが到底できないような世界が広がっているのですが、少しでもマサイマラの魅力が伝わればいいなと思い、この記事を書きました。
では、マサイマラの体験談です。行くための条件、行き方、そして行った先にはどんな素晴らしい世界が待っているのか紹介します。
ケニアへの入国条件はeVISAの申請が必須。
アフリカ諸国への渡航が慣れた方なら、なんてことはないかもしれませんが、自分にとってはケニアは初ですし、アフリカも初です。そして、入国するための条件を調べるほど、なかなかハードルが高いことがわかってきます。
まず、ケニアへの渡航には電子ビザ（eVISA）の申請が必須です。申請料は観光用のeVISAが51ドルで、承認から3ヶ月間有効です（3ヶ月しか有効期限がないので、旅行の割と直前に申請しないとダメ）。1度の申請で、入国できるのは1回のみです。申請しておかないと、入国ができません。
上記のサイトから申請をするのですが、実際に申請をした例や、子供も申請が必要なのかなどに関していくらググってもこれが正確な情報なんだろうなというものにたどり着かずに苦労しました。結果的には、eVISAの申請が必要なのは大人のみ（16歳未満で親同伴の場合には免除、ただし親のeVISA申請時に子供の入力欄に記載しておく）でよかったのですが、マニアックな国への渡航はやはりハードルが色々ありますね。パスポートだけで入国できるのとはだいぶ差があります。
また、実際にeVISAを申請した感想としては、まずシステムが非常に脆弱で、申請のWEBサイトが繋がりにくいし、しかも簡単に途中で途切れます・・・まじでストレスです。
それから、申請から承認までは2営業日ほどかかるとのことですが、自分の場合には5営業日経っても申請が降りて来ず・・・・けっこう焦りましたね。問い合わせ先のようなところにメールを送ったところ、おそらく日本のケニア大使館のようなところから返事が来て、その後すぐに申請が下りましたが、このあたりもケニアに行くってこういうことなんだろうなと実感しました。最終的に取得できたのは、なんと日本からの出国後ですしね・・・・（もっと早く手配しておくべきだった）。
ケニアの入国にイエローカードの取得は必要？不要？
ケニアは黄熱（黄熱病）の危険地域に指定されています。黄熱が流行している国への入国、またそれらの国から別の国に入国する際には「イエローカード」という黄熱のワクチン接種証明が必要になることがあります。
ケニアは、日本との単純往復の場合にはイエローカードは出入国に不要となっています。が、様々な情報を検索していると、不要なはずのイエローカードを入国時に要求されることもあるという情報も多々目にします。ツアー会社に問い合わせをしてみても、やはり要求されることがあるので、不要とはこちらでは言えないというような返事がきました。
となると、、、、打っておくのが無難すぎる、、、という結論になり、我が家は一家4人で黄熱のワクチンを接種し、イエローカードを取得しました。
これがまたけっこうな難所で、黄熱のワクチンを打てる病院が滅茶苦茶少ない、しかもワクチン接種の日程が非常に少なく混雑で予約もすぐには取れない、料金もけっこう高い、こんな条件があり、やはりハードルが高いなと実感しました（これも早くに打っておくべきだった）。
ちなみにですが、最終的に入国時にはイエローカードの提示は求められませんでした。
ケニアのマサイマラ国立保護区の行き方
さて、ケニアのマサイマラ国立保護区の場所ですが、
本当にアフリカのど真ん中あたりに位置しています。なので、行くのが簡単な場所というわけではありません。ケニアの首都はナイロビで、ナイロビにはジョモ・ケニヤッタ国際空港（NBO）という国際線が飛んでいる空港があるので、ターキッシュエアラインズ・カタール航空・エミレーツ航空・ルフトハンザドイツ航空・ブリティッシュエアウェイズ・KLMオランダ航空あたりを利用して、まずは、ジョモ・ケニヤッタ国際空港を目指します。
そこからマサイマラの行き方は基本2つで、
- ツアーやホテルにジョモ・ケニヤッタ国際空港への車での送迎をお願いする（片道5時間！！）
- ナイロビのウィルソン空港から小型機を予約して行く（飛行時間1時間弱）
の2つです。
時間的にはウィルソン空港からマサイマラに向かうのがいいと思ったのですが、ウィルソン空港ってどうやって行くの？？？小型機の手配ってどうするの？？？など、またハードルがあり、自分はホテルに車での送迎をお願いしました（ツアーの場合にはナイロビから車の送迎がセットになっているものが大半だと思います）。時間は5時間ほどかかるものの、確実な方法を選択です。ちなみに料金は往復で700ドルだったので、小型機を手配するよりも安かった印象です。道中、道路がまったく舗装されてなくてガタガタ揺れたら悲惨だな・・・と思っていましたが、ホテルの直前まで舗装された道で、割と快適に移動できました。
では、ここからは実際に我が家で行ってきたマサイマラの世界を紹介します！！
【実体験】ケニアのマサイマラ国立保護区でのサファリで20種類以上の動物を見た！奇跡の1日でビッグ5をコンプリート！
ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港にはカタール航空で到着しました。朝の7時頃の到着だったので、車でお昼くらいにはマサイマラに到着できそうなスケジュールです。
人生初の空港への送迎をお願いしていたので、自分の名前が書かれたボードを持っている人を到着後に探すのですが、見つけた瞬間はホッとしましたね。ここは未知なる世界アフリカですからね。
そして、空港にはすでにマサイマラに向かうと思われるジープ型の車（ランドクルーザーが大半）が大量に待っており、マサイマラのサファリ観光は世界中の人に魅力があるものなんだなと実感しました。
ついに来たガチのアフリカへ。想像してた世界そのままが目の前にある。 pic.twitter.com/0MZoW5TGe4
— すけすけ@世界一周 (@bmwtatsu) August 3, 2023
そして、道中はこれは本当にすごいところに来たなと心底実感しながら、早朝の到着だったので眠たいはずですが、興奮で寝ることができず5時間のドライブも一瞬だった印象です。
マサイマラには低価格～超高価格まで様々なロッジ・コテージがあります。今回、宿泊したしたロッジは、この旅行で15か所ほど宿泊した中でも最も高級な部類に入るところで「Olarro Lodges」というところで、一泊50万円オーバー、計2泊で100万円以上という人生最大にお金をかけた宿泊です（オールインクルーシブで食事代金とホテル周辺のゲームドライブは含まれていますが、厳密にはマサイマラ国立保護区区域外にあり、マサイマラ国立保護区への1日ツアーは550ドル+入場料250ドルでした）。最高のロッジすぎたので、こちらも下記の記事で紹介しております。
では、ロッジからこのジープで出発です。実際の出発は早朝6時で、まだ暗い時間帯です。
そして、ここがマサイマラ国立保護区の入口。ついに来ました。念願のアフリカンサファリです。警備が厳重です。
マサイマラ国立保護区の中は、大草原のサバンナ（正確にはマサイマラ国立保護区に入らなくてもずっとこんな光景です）。どんな動物に出会うことができるのかドキドキしながら、8時間に渡るゲームドライブの開始です。
開始3分で、マジもののキリンが・・・目の前に・・・これはすごすぎる・・・。
周囲を見ると、視界に野生のキリンが20匹ほど入ってきます・・・。何この光景・・・。
そして、アフリカゾウも普通に暮らしています。ここは夢の世界が、リアルに広がっています。
一番数が多い動物はヌーです。1日マサイマラ国立保護区にいると、数万匹のヌーに出会います。それくらいヌーはものすごい数がいます。1日の終わりのころには、ヌーを見ても何も感じなくなってしまうくらい普通にヌーが生きています。
何万匹と何キロにも渡って連なって走っているのは、かの有名なヌーの大群。
明日か明後日あたりに川渡りをするかもらしく、川に向かってる最中を幸運にも目撃できた。
すごい迫力。 pic.twitter.com/XBe3vkOZDi
— すけすけ@世界一周 (@bmwtatsu) August 5, 2023
幸運なら、かの有名なヌーの川渡りを見ることもできるかもしれません。自分も幸運にも、大群が走る姿を目撃でき感動ものでしたね。
途中、沼地にハマってしまったジープに出会い、救出を試みます。30分ほどして、無理だとわかり我々のジープは出発。その後、このジープがどうなったのかは知る由もありません。
そして、ライオン。本当にライオンって野生でいるんだと不思議に気持ちになりますね。自分が日本で仕事をしている瞬間もライオンたちはここで生活をしているわけですからね。
そして、ライオンがシマウマを食べているという自然の摂理を生で目撃。
堂々と歩くバッファローの姿はめちゃくちゃかっこいいです。
そして、視界の広いところで、車から降りて朝食です。マサイマラ国立保護区には、動物の骨もそこら中に転がっています。衝撃的な朝食会場になりました。ここで朝食ですからね。
そして、ダチョウ。わかりにくいかもしれませんが、これダチョウが交尾中なんです。そんな瞬間も、このマサイマラ国立保護区ならではの光景です。
そして、そして、かなりレアなヒョウにも出会いました。ヒョウは簡単には目撃できないようで、目の前を歩く姿を見れるのはなかなかないようで、世界中のジープが大集結していましたね。
そして、カバの大群。これが目の前に広がっているんですよ。この光景を見ることができた瞬間の自分の興奮は半端なかったですね。
またケニアとタンザニアの国境を超えることも可能です。10キロまでは超えて問題がないとのことで、ボーダーを見たり、足で超える体験なんかも貴重な時間でした
ちなみにですが、サファリではライオン・ゾウ・バッファロー・ヒョウ・サイの5つをビッグ5と言います。そこにキリン・ヌー・チーター・シマウマを含めたものをビッグ9と言います。圧倒的に出会う可能性が低いのはサイとのことで、マサイマラ国立保護区は大阪府ほどの広さなのですが、その面積の中にサイは30匹ほどしかいないとのことです。自分は超幸運にもサイも見ることができました（写真にはうまく撮れませんでしたが）。また、ヒョウも1日で出会う確率は低いようですが、目撃することができビッグ5を1日でコンプリートするというラッキーすぎるツアーとなりましたね。ビッグ9もコンプリートです。
今回のマサイマラ国立保護区の1日ツアーで目撃できた動物は、
- ライオン
- ゾウ
- サイ
- ヒョウ
- バッファロー
- チーター
- キリン
- ヌー
- シマウマ
- マングース
- ダチョウ
- エランド
- アンテロープ
- ヒヒ
- イノシシ
- トッピー
- インパラ
- ワニ
- ガゼル
- ウォーターバック
- カバ
- ハイエナ
- ジャッカル
など20種類を超えます。太字ものはそれなりの数を見たので、マサイマラ国立保護区に行けば、まず目撃できると思います。その他の動物は運次第という印象で、自分も目撃できなかったものもまだまだ生息していると思います。今回のケニアのマサイマラの訪問は、世界一周旅行の中に組み込んだものですが、まさにハイライトとなりそうな場所でした。これまでの人生で100回以上の海外旅行を体験し、そこそこの国や都市を見てきましたが、人に「行って印象に残った場所は？」と聞かれたら、間違くなくこう答えますね「ケニアのマサイマラ」と。行くハードルが非常に高いので、海外旅行おすすめの場所はどこ？と聞かれたらマサイマラとは答えないと思いますが、自分のこれまでの人生の中では特別すぎる場所でしたね。いつか行けたらいいなと、夢半分に思っていた場所に本当に行くことができ、その光景が想像以上だったので、無限の価値を産み出す旅行になりました。まじでハードル高かったですけどね。
他にも世界一周の記事をどんどんアップしているので、ぜひ楽しんでくださいね！！！
マサイマラのホテル＆ツアー＆送迎の申込はベルトラが簡単でおススメ！
さて、マサイマラに行きたい！！という方は、どうやって申込をするのか悩むと思うのですが、簡単なのはツアー＆アクティビティ予約サイト「VELTRA（ベルトラ）」を利用することです。VELTRA（ベルトラ）でケニアやマサイマラと検索をすると、
上記のような宿泊施設＆食事＆ゲームドライブ＆空港もしくはナイロビ市内からの送迎が全てセットになったパッケージが2日3日や3日4日など複数あるので、ここで希望のものを選んで予約をするというのが非常に簡便なので、おすすめの予約方法の1つになります。
さて、このVELTRAですが実際に予約をする際には、実はポイントサイト「モッピー」を経由して予約をするのがめちゃくちゃお得です。というのは、
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たくさんの記事とても参考になってます。
マサイマラのご質問です。
マサイマラまでの車の手配はどこにおねがいしましたか？
ツアーではなく車だけ手配したいと思ってます。
可能でしたらご教授願います。
ファン太さん
自分の場合には宿泊するホテルに依頼をしました。
返信ありがとうございました。
確認してみます。
これからもブログ楽しみにしてます。
すごい楽しく読ませてもらいました。カッパドキアの記事も楽しくて
2か所ともいつか行きたいなと思いました。いつも楽しい記事をありがとうございます。
ほーいつさん
カッパドキアもマサイマラもいつか行きたいと思っていた場所で、本当に楽しい時間を過ごすことができました。ぜひ、いつか行ってみてください！！