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【ANA JCBワイドゴールドカード】の最強メリットは「付帯保険」。デメリットも徹底比較解説。

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【2022年最新版】ANAゴールドカード1番人気のVISAがポイント制度改悪でJCBの注目度UP!「ANA JCBワイドゴールドカード」のメリット・デメリットは何なのか。付帯保険がめちゃくちゃいい!!

すけすけ
どうも、陸マイラーを始めて約20年、このブログを2016年から運営している「すけすけ」です。マイル・ポイント・クレジットの情報を日々提供しているのが当サイト「すけすけのマイル乞食」です。

ANAカードの中で、急激に注目度がアップしているのが「ANA JCBワイドゴールドカード」です。このカードの保険の充実度は相当なものです。じっくり紹介します!!

ANA JCBワイドゴールドカード

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この記事は、このカードについて説明します。

ちなみに、現時点において自分はこのクレジットカードは保有していませんが、過去に保有歴はありますし、2022年になり注目度がアップしており、自分もこれから発行する可能性もあります。

自分の今のメインANAカードは、ANA VISAワイドゴールドカード(SFC)なのでこのカードは、ANAのゴールドカードの中で、最も年会費が安くかつ最もマイル還元率が高いのが特色でしたが、2022/8にポイント制度が変更になり(【大改悪】ANA VISAカードのマイ・ペイすリボのボーナスポイントが廃止へ。年会費がアップし還元率も下がります

そこで再度注目度がアップしているのが、ANA JCBワイドゴールドカードです。

ということで、ANA JCBワイドゴールドカードのメリット・デメリットを徹底解説したいと思います。

 

ANA JCBワイドゴールドカードの年会費・還元率等の基本スペック

まず、ANA JCBワイドゴールドカードの基本スペックを一覧表にして整理しておきます。

ブランド JCB
年会費(税込) 15,400円
家族カード年会費(税込) 4,400円
ETCカード 無料
10マイルコース 自動加入
還元率(ANAマイル換算) 基本1%(最大1.075%)
ポイント有効期限(Oki Dokiポイント) 最長3年
フライトボーナスマイル 25%
継続ボーナスマイル 2000マイル
カードラウンジ 利用可
国際線ビジネスカウンター 利用可
海外旅行傷害保険(自動付帯) 1億円
国内航空傷害保険(自動付帯) 5000万円
国内旅行傷害保険(自動付帯) 5000万円

ポイント制度としては、JCBのOki Dokiポイントが1,000円につき1ポイント付与されます。このOki Dokiポイントは1ポイント=10ANAマイルでANAマイルに移行できるため、1000円につき10ANAマイルが還元されることになります。つまり、基本のマイル還元率が1%のクレジットカードということになります。

すけすけ
ANAカードのゴールドカードでは、VISAもMasterもJCBも基本還元率は1%で同じだね!

 

ここに、前年度のカード利用額に応じて、ボーナスポイントが付与される「JCB STAR MEMBERS」というランク制度があります。「JCB STAR MEMBERS」で付与されるボーナスポイントは下記です。

前年度利用額 ボーナスポイント ANAマイル換算
スターβ 50万円以上 10%UP 1.03%
スターα 100万円以上 20%UP 1.06%
ロイヤルα 300万円以上 25%UP 1.075%

年間利用額が300万円以上になる場合だと、翌年度のポイントが25%もUPします。

10万円のカード利用時なら、

  • 通常ポイント:1,000円=1ポイントで、100ポイント
  • ボーナスポイント:別途25%加算で、25ポイント

となります。

ただし、単純にマイル還元率が1%から1.25%と25%UPするわけではないんです。注意しておくべきなのは、ボーナスポイントの価値です。通常ポイントとボーナスポイントではANAマイルへの交換レートが異なり、

  • Oki Dokiポイントは1ポイント=10マイル
  • Oki Dokiボーナスポイントは1ポイント=3マイル

となっています。なので、ANAマイル換算だと還元率は25%も還元率はアップせず、25ポイント=75マイルなので、1%から1.075%になるという若干のボーナスとなります。

それでもANA VISAワイドゴールドカードにはこのようなボーナスポイントがないので、還元率が1%から1.075%にアップするANA JCBワイドゴールドカードは還元率も高いANAカードと言えます。

 

以上が基本になるのですが、国際ブランド・年会費・還元率・付帯保険・入会キャンペーンについて更に詳しく見ていきましょう。

①ANA JCBワイドゴールドの最大デメリットは国際ブランドJCB???

まず。ANA JCBワイドゴールドカードの最大のデメリットにもなるのが、JCBという国際ブランドが弱いという点です。国内でカード利用をするだけならJCBでも大きな問題はないんですが、やはりVISA/Masterブランドに比べると、海外旅行時に利用できないことがある可能性は少し上がります。海外に行かなくても、海外のWEBサイトで航空券の購入をするような場合に利用ができないこともけっこうあります。ここが弱点といえば、弱点ですよね。なので、ANA JCBゴールドを所有した場合は、別の何らかの形でVISAもしくはMasterも1枚は保有している人が多いと思います。ANA JCBワイドゴールドカードは非常にいいカードだと思いますが、ここだけは十分に理解しておきましょう。

 

②年会費はスマリボで5,000円の割引制度もあるが、非常に使いにくい

ANA VISAワイドゴールドカードも、ANA JCBワイドゴールドカードも公式ホームページ上には、年会費は本会員15,400円(税込)、家族会員4,400円(税込)となっています。年会費はどちらも同じです。

が、ANA VISAワイドゴールドカードには割引制度があるんです。ANA VISAワイドゴールドカードは「マイ・ペイすリボに登録し、年に1回以上のリボ払いの手数料の支払いがある」で割引があり、

  • 本会員:15,400円(税込) → 11,550円(税込)(3,850円(税込)割引)
  • 家族会員:4,400円(税込) → 2,750円(税込) (1,650円(税込)割引)

というけっこうな額の割引があるんです。

ここは、かなりの差が出ますね。10年以上継続して持つことを想定したりすると、大きな差になりますね。

 

さて、ANA JCBワイドゴールドには年会費の割引制度がないのか?と言われると、スマリボという年会費割引制度が存在はしています。が、この制度は割と危険です。

カード会社は、各社ともにリボ払いの制度を導入していますが、

  • 三井住友のマイ・ペイすリボ:最低支払金額を自分で設定可能。繰り上げ返済もネットで可能。初回に全額支払えば金利0円。
  • JCBのスマリボ:10万円のカード利用があった場合には支払い金額の設定は5,000円か10,000円になっており残りには金利がかかる、繰り上げ返済をしたい場合にネットでは不可、初回から金利がかかる

と制度に大きな差があります。これを見たらスマリボは危ないような気はしませんか??10万円のカード利用をした場合には、1万円のみ支払いをし、残りの9万円はリボ払いとなり、月利1.2%ほどの金利の約1,000円の金利が発生します。翌月にも、また900円ほどの金利が発生します。月に1万円しか払わないので、残高がなかなか減らずに金利が大きく膨れ上がるシステムなんです。三井住友のマイ・ペイすリボも金利は同じレベルなのですが、月々の最低支払い金額は自分で設定できるので、20万円に設定しておくことも可能なので、残高がなかなか減らないようなことはありません。また、三井住友では繰り上げ返済もネット上で簡単にできますが、JCBはネットではできず、請求金額決定後に電話で総額を聞いて銀行振込をする必要があるんです。しかも、この間も金利は毎日加算されます。

となると、スマリボの利用に特典があるとしても、非常に危ない制度です。

さて、スマリボの特典ですが、スマリボに登録して年に1度でもカード利用があると、ANA JCBワイドゴールドの場合には年会費が5,000円も割引になります。

みなさんはどうしますか?利用しますか?スマリボ。自分は遠慮しておきます笑。

 

ここまでのところだと、ANA VISAワイドゴールドカードとANA JCBワイドゴールドカードを比較すると、

  • 還元率は年間利用額に応じたボーナス分だけ若干JCBがいい
  • 年会費の割引はVISAの方が使いやすい
  • 国際ブランドとしてはJCBは弱い

とJCBの1勝2敗のような印象もあります。がJCBの強みは次の付帯保険になります。




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ANA JCBワイドゴールドカードの最大のメリットは「付帯保険」

ANA JCBゴールドには強烈なメリットが存在し、それが「付帯保険」です。付帯保険に関しては、ANA JCBゴールドの圧勝なんですね。詳しく見ていきましょう。

①海外旅行傷害保険額が大きい

ANA JCBワイドゴールドカードも、ANA VISAワイドゴールドカードも、海外旅行傷害保険は自動付帯です。つまり、カードを所有しているだけ保険がついています

が、その保険金額には差があります。

ANA JCBゴールド ANA VISAゴールド
死亡・後遺障害 5千万円(利用付帯で更に5千万円) 5千万円
傷害治療保険 300万円 150万円
疾病治療保険 300万円 150万円
賠償責任 1億円 3千万円
携行品損害 50万円 50万円
救援者費用 400万円 100万円

実は、ANA JCBワイドゴールドカードの圧勝なんですよね。

万が一、海外で傷害や疾病で治療が必要となった場合に、保険150万円で足りるのか、300万円あった方が安心なのか。そりゃ、金額が多い方が安心ですよね。ANA JCBワイドゴールドカードは年会費と還元率にはデメリットもありましたが、ここは強みです。

と言いたいところですが、なんとなんと、2022/10よりANA VISAワイドゴールドカードの海外旅行傷害保険は自動付帯⇒利用付帯となる改悪が決定しています(詳細こちら)。となると、金額だけではなく、海外旅行傷害がそもそも自動付帯のANA JCBワイドゴールドカードは保険はめちゃくちゃ強いです。

なお、国内旅行傷害保険に関しては、ANA JCBワイドゴールドカードも、ANA VISAワイドゴールドカードも自動付帯で、金額には大きな差はありません。

 

②国内線航空機遅延保険の額が大きい!そしてなんと自動付帯!!

ANA JCBワイドゴールドカードのメリット2つ目は、国内線航空機遅延保険の額が大きいことです。

ANA JCBゴールド ANA VISAゴールド
乗継遅延費用保険金 2万円限度 2万円限度
出航遅延費用等保険金 2万円限度 1万円限度
寄託手荷物遅延費用保険金 2万円限度 1万円限度
寄託手荷物紛失費用保険金 4万円限度 2万円限度

ここも一目瞭然。ANA JCBワイドゴールドカードの圧勝です。万が一、保険を利用するような機会が一度でもあるような人なら、年会費も元は取れてしまいそうですね。

そして、そして、ANA JCBワイドゴールドカードの最大の魅力ともいえるのが、国内線航空機遅延保険も、利用付帯ではなく、自動付帯なんです。

国内線航空機遅延保険に関して整理しておくと、

  • ANA VISAワイドゴールドカード:利用付帯(カードで航空券の代金を支払っている場合のみ適用)
  • ANA JCBワイドゴールドカード:自動付帯(カードで航空券の代金を支払っていない場合でも適用)

となっており

上記表の金額の保険金が、ANA JCBワイドゴールドカードを保有しているだけで、保険の対象なんです。これは割と半端なですよ。JCBブランドのクレジットカードというものは、保険には非常に力をいれているんですよね。自分も過去に航空機が欠航して、保険の請求をしたことがあります。

【台風で欠航の体験談】国内線でも航空機遅延欠航保険が付帯するクレジットカードと申請方法まとめ。

2019-10-12

上記が実体験&国内線の航空機遅延保険がついているクレジットカードを整理した記事ですが、JCBの保険の強さを実感した瞬間でした。ここに魅力を感じる方には、ANA JCBワイドゴールドカードはかなりおススメです。

 

ANA VISAワイドゴールドカード vs ANA JCBワイドゴールドカード 結論は?

どっちもメリット・デメリットがあります。

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ANA VISAワイドゴールドカードとANA JCBワイドゴールドカードを比較すると、

  • 還元率は年間利用額に応じたボーナス分だけ若干JCBがいい
  • 年会費の割引はVISAの方が使いやすい
  • 国際ブランドとしてはJCBは弱い
  • 保険の充実はJCBの価値

と、トータルで2勝2敗のような感じになります。となると、あとはどこをみなさんが重視するかなんですよね。海外旅行に行かない人ならJCBでいいでしょうし、年会費を安くしたいならVISAでしょう。保険で見ると、JCBの圧勝でしょう。そんな感じで意見が2分しそうな内容になっています。

みなさんはどちらのカードにしていますか???是非、自分に合うカードを選んでくださいね!!!

 

ANA JCBワイドゴールドカードの入会キャンペーンがマジで激熱!!

あと、ひそかに重要なのが入会キャンペーンです。ANA JCBワイドゴールドカードは入会キャンペーンで数万マイルが獲得できるキャンペーンを行っているんですよ!!!これは見逃せないですよ!!!申込前に必ず下記の記事も読んでくださいね!

【ANA JCBカード】2024/3版新規入会キャンペーンがマジで激アツ!!攻略ガイド解説。

2024-01-01

VISAはもう5年以上も入会キャンペーンやっていないですからね・・・。やはり、JCB魅力的かもですね。

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17 件のコメント

  • はじめまして。来年海外に行く予定のためSFC修行予定です。メインはマリオットアメックスプレミアムです。ANAVISAワイドカードかJCBで迷っていてこちらの記事にたどり着きました。
    サブカードとして利用予定だとJCBで1万円コースのスマリボ登録して1万以内利用すれば金利ゼロで年会費割引が受けられるのでしょうか?また、家族カードも1枚発行する場合も割引があるのでしょうか?

      • 何度もすみません!もう一点もしご存じでしたらお聞きしたいのですがVポイントを交換率を下げずにANAマイルに移行するには三井住友系列のANAカードを保持していないとだめですよね??

        • あっこさん
          VポイントはANAカードがあると、通常ポイントでも1ポイント=0.5マイルから0.6マイルにアップします。ANAカード用Vポイントだと、1ポイント=2マイルになります。

      • ご丁寧にありがとうございます!家族カードの割引がないとなると本会員の年会費と合わせて合計14800円で、VISAだと11430円なので大して差がないですね…。
        結局個人の好みの問題になってきますねー。
        めんどくさがりからすると強いて言えばJCBだとリボの利息が発生しなくても年会費割引があるということくらいでしょうか…。
        もう少し時間があるので考えてみます!
        ありがとうございました!

  • こんにちは。

    ソラシドエアマイルの特典航空券も自動付帯の出航遅延費用等保険金の対象になるのか気になったので
    JCB入会案内デスクに聞いてみたところ、対象になるとのことでした。
    正確には、どこの航空会社の特典航空券も対象のようですね。

    ソラシドエアマイルが大量にある上、LCCも使う可能性があるので
    ワイドゴールドをVISAからJCBに切り替えを検討しているので悩みますねぇ。。。

    • PASMO太郎さん
      本当にどのカードにするか悩みどころですね・・・・還元率に差がほぼない状況だと何を重視するかかなり個性が出る状況になってきましたね。

  • こんにちわ。いつも勉強させてもらってます。私は、そらちかLINEルートがだめになるとわかり、東急ルート新設せずANAJCBワイドゴールドつくりました。私は主婦で楽天Edyにチャージ&モバイルプラス(315円/月ですが)普段の食料品やら家族の服でUNIQLOなど、日々の生活でけっこうたまるようになりました。保険が自動付帯なのはしらなかったです! これからも記事を楽しみにしています。

    • 19さん
      保険が最大の強みのカードなので、利用する機会が万が一でも来たら利用してくださいね!!

  • こんにちは。
    ワイドゴールドVISAを申し込みしようとしてますがお得な申し込み方法などありますでしょうか?
    楽天ポイントも5万以上あって、マイルに移行したいのですが、併せてブログ読んで研究中です。。

      • ありがとうございます。
        やはり50%になってしまうのですね。。もう少し有効な使い方を考えてみます(T-T)

  • すけすけ様
    18年11月30日まで行われたキャンペーンにてANAJCBワイドゴールドカードを作成したのですが、
    このキャンペーンの一つに30万以上の支払いが条件があるのですが、こちらには公共料金のクレカ払いも含まれるのでしょうか。

  • お返事ありがとうございます。
    そうですか、それぞれのカードでマイルに移行する必要があるんですね。
    甘くはないですねー(笑)

  • blueさん
    それぞれカード毎にマイルに移行することになります。なので、スイカやトウキュウは10マイルコースに加入する必要もあります。
    基本的に申し込みは月に一枚までが無難だと思います。スイカで支払い歴があれば、割と簡単にトウキュウの方は審査に通ると思います。

  • すけすけさん、はじめまして。
    いつも有益な情報ありがとうございます。
    カードに詳しいお詳しいので、2点教えていただけないでしょうか。
    ANA VISA Suicaカード を100万円以上利用して ワールドプレゼントを1500ポイント獲得できそうな目途が立ちました。
    続けて ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードなど三井住友VISAの他のカード発行を考えています。
    ANA VISA Suicaカード発行してからどれくらい間隔を空けてから新しいカードの申し込みをしたらよいかアドバイスいただけませんか。
    それと、ワールドポイントはそれぞれのカードを合算して一度にマイルに移行できるのでしょうか。
    例えば、ANA VISA Suicaカードで貯めたポイントをワイドゴールドの10マイルコースでマイルに移行できるでしょうか。

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